Science

科学を支える基金を個人の寄付で

日本にしては非常に珍しいニュースです。 生命科学担う若手に計1.5億円支援 大先輩の富澤さん 朝日新聞 2010年12月5日0時54分 日本の分子生物学の草分けであり、DNA複製の研究で数々の業績をあげた元国立遺伝学研究所所長の富澤純一さん(86)が、若…

過冷却

過冷却過冷却(かれいきゃく)とは、物質の相変化において、変化するべき温度以下でもその状態が変化しないでいる状態を指す。たとえば液体が凝固点(転移点)を過ぎて冷却されても固体化せず、液体の状態を保持する現象。水であれば摂氏零度以下でもなお凍…

Twist in Time - Laminar Flow

混ぜた色が元にもどる驚愕の逆エントロピー実験

驚くほど良く出来たアンドロイド

アンドロイドがどれくらい人間に似て見えるかに関して、不気味の谷現象と言うのがあるらしいです。この動画を見る限り、かなーり人間に近く見えます。すげー。そのうち道行く人が生の人間かどうか見分けがつかなくなるかもしれませんね。ついに「不気味の谷…

四角い歯車

GIZMODO これ可能なの!? 四角い歯車が噛み合って回ってる動画!より(10/25/2010)

組織的安全管理

この間日本に帰国したTaroと話をしていたとき、化学者でもある彼は実験をする時に、安全管理にどれぐらい気を使って実験をしなくてはいけないか話してくれたのを思い出します。一つ手順を間違えたら爆発する可能性があるのが化学ですから、文字通り命がかか…

ノーベル賞

ノーベル賞受賞者が発表されていますね。医学生理学賞は人工授精のパイオニア、英ケンブリッジ大名誉教授のロバート・エドワーズ博士なんだとか。今日は化学賞に日本から二人選ばれましたね。日本人が受賞したかどうかに注目するのは意味のあることではない…

言葉のマジック。言葉の定義は正確に

旧日本育英会の取立てが厳しくなってきていますね。このBlogでも以前、何度か触れた話ではありますが、”奨学金”を返済しなきゃいけないってところに違和感を感じます。世界中のどこに奨学金を返済しなきゃいけない国があるかといえば、多分日本と、ヨーロッ…

そりゃそうだろ

日本人科学者、待遇に不満? 満足度調査で最下位に2010年6月24日7時33分 英科学誌ネイチャーは24日発行の誌上で、世界の科学研究者を対象にした待遇の満足度調査結果を公表した。比較可能な16カ国でみると、満足度が最も高かった国はデンマークで、最も…

まだやってたのか

大学院生を雇ったことにして、その給料を研究室にキックバックしてプールする裏金作りは、約10年くらい前まで、多くの研究室で行われていた事だと思います。大体10年くらい前に研究費がいい加減に扱われていることや、キックバックをしていることが問題…

挑戦状

これはおもしろい 情報処理学会が日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状

厄介払いか

持参金つきでポスドクの就職支援って、そもそもやり方が間違っています。これじゃあ、単なる厄介払いに過ぎません。お金をもらっても、ほしくないものが、"博士"っていう社会はどっかおかしいよ。本来は逆でしょ。 これは政策の立て方が根本的に間違っている…

高性能振り子

おもしろい。

皮膚から直接神経細胞、iPS使わず新方式

これはすごい! 皮膚から直接神経細胞、iPS使わず新方式 iPS細胞(新型万能細胞)を使わず、マウスの皮膚細胞から直接、神経細胞を作り出すことに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。 神経以外にも様々な組織や臓器の細胞を作り出せる可能性…

Dragon illusion

これは結構有名な錯視ですが、立体的なドラゴンがずっと目で追ってきます。 動画の最後のほうに出てきますが、実はこのドラゴン、奥行きが逆でドラゴンの顔は物理的には凹状に作られています。しかしそれを少しだけ回転させると凸状に知覚されます。単眼立体…

ニセ科学はまだまだ続く?

ここ10年くらいの間、脳の活性化、脳トレ、脳のトレーニング、など色んなニセ科学、疑似科学が出ていますが、学会でもこれに対して警鐘を鳴らしているようです。(非侵襲的研究の目的と科学的・社会的意義 神経科学学会) 脳研究の「神話」独り歩きに警鐘 日…

色々考えさせられる

日本では事業仕分けでスパコン予算が凍結、その後復活とドタバタがありましたが、実際のところスパコンが何に使われて、どういう利用価値があって、どれくらい効率的に運用されているのかという話はあまり報道の話題にならなかったような気がします。多分、…

科学者が読んで、いいと思う科学記事の書き方

偉そうにいえるほどの科学者じゃないのですが、ニュースに記載されているサイエンス記事ほどいい加減なものはないというくらい、大手新聞の科学記事はテキトーに書いてあると感じます。 タイトルが誇張されている。読者の興味を引くようなタイトルにするのは…

自閉症のメカニズム

どうやって解明したのかについては、あまり詳細が書かれていませんが、自閉症のメカニズム解明にはつながりそうな話です。自閉症の解明だけでなく、他人の人の気持ちが分る、物事にこだわる、などの感覚や行動、を司る神経メカニズムが分るかも知れませんね…

波力式

すごい。これが異分野融合なんでしょうね。10年後には日本のエネルギー事情がガラッと変わっていることを願って。 波力発電の新方式開発 神戸大名誉教授 高い効率性、耐久性実現 1月4日3時19分配信 産経新聞 環境面で注目される波力発電で従来弱点となって…

事業仕分けその後?

事業仕分けがその後どうなったのか、よくフォローしていませんが、スパコンが復活して、さらに別な予算が削られるとか。実際はどういう影響が出てくるのでしょうね。 仕分けというお祭りがあったせいで、どの分野も生き残るためには、今のシステムを変えてい…

掴める義手

最近の義手は、圧センサーや筋電位をつかって操作できるようになっているようです。それにしても、これはすごい。時々手を怪我して片手がうまく使えないだけでものすごく不便を感じますから、手に障害がある人はとても苦労しているはずです。こういう生体イ…

目立つものだけを残し、マイナーなものは切る? 説明できない官僚

事業仕分け作業は既に終わったようですが、科学の分野に限らず、スポーツの補助金も大幅に削られるようですね。それに対してメダリスト達が声を上げたというニュースも読みました。仕分け人たちのコメントとしては、オリンピックは参加することに意義がある…

科学の衰退

事業仕分けにより大幅に削減された科学技術費について、旧帝大+早慶の学長、ノーベル賞受賞者がそれぞれ声明を出したようです。どの学会でも反論や、文部科学省に対する意見をまとめて出そうとしているし、科学者のソサエティーでも議論が繰り返されていて、…

なんの役に立つの?〜事業仕分けの結果に思う

最近意識させられるのは、"事業仕分け"のニュースです。民主党が既に予算を組まれた中身を検証して、必要なもの、不要なものに仕分けしている様子が公開されているようです。特に科学技術系の予算がバッサリと切られたり、削減されたりしているのには、科学…

ニセ科学と脳科学

昨今、テレビ番組や報道で脳科学を題材にした番組があるようですね。ほとんど見たことはありませんが、Scienceの現場で毎日実験している身からすれば、こういう番組で科学的根拠がないことが科学的かのように扱われて、どんどんあらぬ方向に行ってしまってい…

さらに減額

2700億円の麻生資金は結局1500億円になるようです。そのうち1000億円が30人に、500億円がその他にいくのでしょう。 【 2009年10月16日 最先端研究プログラムさらに500億円減額 】 菅直人・科学技術政策担当相は16日の閣議後記者会見で、当初、2,700億円とさ…

焦点調節メガネ

この手のメガネは恐らく視覚系の研究者の多くが面白いと思って研究したり、自らも試作したりしたことがあるメガネだったのでしょうが、このメガネはちょっと一味違います。どこにでもあるメガネフレームで、どこにでもある注射用のシリンジを組み合わせて、…

説明10分、質疑10分で50億円?

この2700億円の研究費案、最先端研究を推進する為の予算で、一つの研究グループ辺り50億円近い予算がつくそうですが、最先端かどうかを判断するのは門外漢の人で、しかもヒアリングは説明10分、質疑10分なんだそうです。完全にやりかたが間違っていると…

どうなるんだろう?

ここ2週間アメリカからも興味津々で見ていた某芸能人の逃走劇→逮捕のニュースですが、すごいなーと感心しています。人間どんな素顔があるのかはわからないものです。そして薬物の脳に与える刺激と影響のすごさも。 神経科学の分野にいると、色んな脳内麻薬に…