憂うだけか、その次の手は?

 「憂うべき事態」、そんな事を聞きたいんじゃない。それでその次に何をするのかを聞きたいのです。結局保安院は何の役にも立っていないってことです。役に立つ気が元々無いのかもしれません。

東日本大震災:福島第1原発事故 プルトニウム検出 保安院審議官「憂うべき事態」

 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官はプルトニウムの検出について「健康影響は考えられないが、燃料棒の損傷があることを示している。放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」と述べた。

この期に及んで健康影響ないと言えるのは、なんなんだろう。どの段階になったら、”健康に影響はない”というのをやめるんでしょうか。その時点ではもう遅いはずですが。

福島第1原発事故 原発敷地内の土壌から微量のプルトニウムを検出フジテレビ系(FNN) 3月29日(火)6時31分配信
東京電力は、福島第1原子力発電所の敷地内の土壌から、今回の事故にともなって放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出されたと発表した。
28日午後11時45分ごろ、東京電力の武藤副社長は、「今回検出されたプルトニウムにつきましては、通常の環境土壌中の濃度レベルでございまして、人体に問題となるようなレベルではございません」と語った。
東京電力によると、3月21日と22日、福島第1原発の敷地内5カ所で土壌を採取して分析したところ、今回の事故にともない放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出され、そのうち1カ所のプルトニウム238の濃度は、1kgあたりおよそ0.54ベクレルだった。
東京電力福島事務所は、この濃度は国内の土壌で検出される範囲を超えているものの、人体への影響は0.12マイクロシーベルトと、直ちに影響を及ぼすものではないと説明している。
東京電力は、プルトニウムは損傷した核燃料棒から出ているとの見方を示したうえで、土壌のプルトニウムの調査を続けるという。。