ジョークというより嘘としか思えない

この発表はかなり意図的でしょうね。ジョークというより、嘘としか思えません。信じられない。非常時には、政府はここまで嘘がつけるのかとすら思います。50年後に、自分が言ったことがどう教科書にかかれるか考えて喋っているんだろうか。

首相 除染・健康・賠償に全力
12月16日 21時39分 NHKニュース
野田総理大臣は、政府の原子力災害対策本部の会合のあと記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所の事故について、「原子炉が『冷温停止状態』になり、事故そのものは収束したと確認した」と述べ、工程表の「ステップ2」の完了を宣言しました。そのうえで、「原発事故との戦いがすべて終わるわけではない」と述べ、除染と健康管理それに賠償に全力を挙げる考えを示しました。

ついでに嘘つきもう一つ

保安院 海への汚染水、ゼロ扱い 「緊急」で法適用外
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011121602000186.html
2011年12月16日 東京新聞 朝刊
 福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。今後、漏出や意図的な放出があってもゼロ扱いするという。政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、重要な条件である放射性物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。

 保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。
 今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。

汚染水ゼロ扱いは、事故収束までっていうア保安院の説明ですが、自己終息宣言をした政府の対応後はどうなるんでしょうね?奇しくも同じ日の記事でした。