3ヶ月も経ってなに言ってやがる

 もう原子力関係の公的組織は全部つぶして、原発関係の利害が絡まない独立機関にして、なおかつその仕事振りに応じて法律的に罰則をつけたほうがいいんじゃなかろうか。言っていることが二転三転するような機関にこんな重要な仕事はできないと思う。事故直後は訳の分らないことを言っていたくせに、3ヶ月も経ってから実は津波の後にすぐに最悪の状態でしたって言っても遅いです。

1号機、地震5時間後に圧力容器破損…保安院

 経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第一原子力発電所1〜3号機について、炉心溶融の解析結果を公表した。
 東電とは異なる解析手法で計算し、1号機は東電の解析より10時間、2号機は29時間も早く圧力容器が破損していたと推定した。放射性物質の総放出量も再計算した結果、4月12日に公表した推計値の2倍にあたる77万テラ・ベクレルになった。20日にウィーンで始まる国際原子力機関IAEA)の閣僚級会合で報告する。
 保安院の解析によると、1号機では地震の3時間後に炉心の損傷が始まった。圧力容器の破損は、1号機が同5時間後の3月11日午後8時ごろ、2号機が同80時間後の3月14日午後10時50分、3号機が同79時間後。東電の解析に比べ、1号機と2号機は破損が早く、3号機は逆に13時間遅いという結果になった。2、3号機は炉心にほとんど水が残っていない場合を想定した。
(2011年6月6日21時40分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110606-OYT1T00798.htm

メルトダウン「5時間後」=放射能放出、2倍と推計―保安院が解析・福島第1原発
2011年6月6日 22時00分

 東京電力福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は6日、1号機の原子炉が大地震から約5時間後の3月11日午後8時ごろ、メルトダウン炉心溶融)に至ったとする解析結果を公表した。東電はメルトダウンが、地震から約16時間後の翌12日午前7時前に起きたとしていた。保安院は「条件設定が違う」と説明、今回の解析がより実態に近いとしている。
 また保安院は、同原発から放出された放射性物質の量を、事故から約6日間で77万テラベクレル(テラは1兆)と推計。4月に今回の事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で史上最悪のレベル7と暫定評価した際は、同原発周辺で計測された放射線量などから37万テラベクレルと推計しており、2倍以上に膨らんだことになる。
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110606/Jiji_20110606X193.html