またエイキョウなし。ほんとか?

 扉を開けたことでの放射能の低さを、海に放水した汚染水と比較することで強調していますが、逆に如何に放出された汚染水の放射能濃度が高かったか分ります。能動的に放水した汚染水1万トンを例に挙げていますが、それ以前に高濃度の汚染水がすでに放出されていたわけですから、実際に放出された汚染水の放射能はものすごい値だったのでしょうね。

 いいかげんに"影響なし"という単語を使うのをやめてほしい。

放出量は5億ベクレルと推定 保安院「周辺に影響なし」
2011年5月8日 21時53分 (2011年5月9日 00時34分 更新)

 経済産業省原子力安全・保安院は8日、福島第1原発1号機の原子炉建屋とタービン建屋をつなぐ二重扉の開放により、総量5億ベクレルの放射性物質が外部に放出されるとの推計を明らかにした。大気への放出とは形が異なるが、4月に海に意図的に放出した比較的低濃度の汚染水約1万トンに含まれる量の300分の1で「環境への影響はない」としている。東京電力は、今回の放出により第1原発敷地内で浴びる放射線量は、最大0・44マイクロシーベルトと推計。一方で保安院は、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)を使い、海から内陸に向け秒速1メートルの東風が吹く場合、0・77マイクロシーベルトになるとした。いずれも一般人の年間被ばく線量限度である1ミリシーベルト(千マイクロシーベルト)の千分の1を下回る値。
http://www.excite.co.jp/News/science/20110508/Kyodo_OT_MN2011050801000766.html