エアコン修理の説明

 車検のついでに、エアコンの修理もしたことは昨日書きました。私が使っている修理工場は、Good Yearというタイヤ屋さん。よく行くショッピングモールの近くにあります。大手ということと、対応が比較的いいのでずっと使っています。今回は、月曜日の夜に車をドロップして、火曜日に修理してもらい、火曜日の夕方に引き取りに行きました。


 日本で言うところの代車は使わせてくれないので、友達に頼んで送ってもらわなくてはなりません。とても歩いていける距離にはありませんから。
 大抵、車を修理に出すと、修理の途中で電話があり、状況説明と、もし追加で修理が必要な場合、つまりお金がさらにかかる場合は同意をとるために電話で話をします。その日もエアコンの修理について連絡がありました。結局、エアコンのガスが漏れていたらしいんですが、どこから漏れているのか特定はできなかったとのこと。多分マイナーなガス漏れだから、新しいガスを補充しましたとの説明。
 
 その日の夕方、車を引き取りに行くと、受付カウンターのおっちゃんが修理の内訳を簡単に説明してくれました。修理を担当した人とは違う従業員で、説明も淡白なものです。ただ、この人がした説明がTkには納得がいかないものでした。


「車検とエアコンの修理をしました。エアコンは検査の結果、ガス漏れがあることが分りました。ガス漏れがあった箇所は、高気圧側のホースでした。ガス漏れに関しては修理していません。ガスを補充しましたがまた漏れてしまうでしょう。」

 この説明は、その日の朝に電話で受けた説明と違います。朝の電話では、ガス漏れの箇所は特定できなかったはずです。それに対して、彼の説明は、ガス漏れの箇所を特定したのに修理もしなかったということになります。

どのくらいでガスがまた漏れてしまうのか聞いたところ、


1ヶ月かもしれないし、1週間かもしれない。明日にはガスが漏れてなくなってしまうかもしれません。そんなことは私は知りません。

 これって、車を修理工場に出して、100ドル以上のお金を取っておきながら明日には壊れるかもしれないってお客に説明しているのと同じです。完全に直るか、もしくは少なくとも一定期間はキチンと働くように調整する事を期待していたのに、明日にはまた故障するかもしれないなんていわれたら、納得がいくはずがありません。この受付のおっちゃんの言うことは間違ってはいないのでしょうが、対応としては不満です。アメリカらしい対応ともいえます。

 その後15分くらい粘って文句を言い続けましたが、話は平行線。彼が言うには、「私は正直に話しているだけです。自分が直接修理したわけではないので、この書類に書いてある事をただ読み上げているに過ぎません。」「エアコンはとりあえず動くんだからいいじゃないか、私の車なんてエアコンがぶっ壊れてもう何年もエアコンなしで過ごしているんだ。あんたなんてまだいいほうじゃないか!」という始末。思いもよらない客からのクレームにこのおじさん、頭に血が上っていたようです。この人の車のエアコンが壊れているかどうかなんて私には関係ないので、これに関しては無視。

 結局、明日担当者に電話して直接聞いてくださいとしか言われず、じゃあ明日電話しますといいのこして出てきました。ここはアメリカなので、日本のような対応を望んではいませんでしたが、この受付の人のどうでもいいような対応にはムカつきます。客に媚を売る必要はありませんが、そんなことは知りませんといわれるのは納得がいきません。


 翌日、実際に修理をした人に電話で問い合わせをしてみました。結果は、「目視してガス漏れをしてそうな場所はあったのだけれど、検査をしてもガス漏れは検出されなかった。恐らく検出できないような小さなガス漏れなので、ガスを補充しておけばしばらくは持つでしょう。大きな修理をするほどのことではないのでこの方法が一番いいと思います。昨日窓口で対応した人は、この件に関しては知らないので、彼が言ったことは無視してください。」とのこと。

 結局、修理の当日私が電話で受けた説明と同じ。修理担当者から受付のおじさんへの申し送りが正確でなかったということでした。結局のところ、当日、担当者からの直接の電話が、唯一の客と修理担当者とのやりとりで、それ以外からは正確な情報を期待できないということのようです。もうかれこれ3年もアメリカにいますが、いまだにこういうことは起こります。