接客

 前回、車を修理に出したときの話。車をドロップしたときに受付にはマネージャーらしき人がいて対応してくれました。そのとなりには修理専門の技術者のおにーちゃんがガムをかみながら、携帯をチコチコいじっています。中年のマネージャーが接客をしている脇で、年若のにーちゃんが暇つぶしをしているという構図。
 途中でマネージャーがにーちゃんの携帯の電源を切ろうとします。

 に:Hey! What are you doing?
 マ:You shouldn't play with your cell phone here!
 に:Why?!
 マ:Because it's front counter. You shouldn't use your cell phone at front counter. It's in front of customer.
 に:Why? Who cares? (Tkに向かって)Do you care?
 マ:It doesn't matter if customer cares or not!
 に:Why?
 マ:OK, you are fired.
 に:....(苦笑い)
Tk:Haha, back in my country, it is never allowed to use cell phone in front of customer. I think it's more strict in my culture. In US, it might be flexible, but I don't know.
 に:See?
 マ:This country is totally screwed up!

 50才近くに見受けられるマネージャの世代には、今の20代のマナーの悪さは目に余るものがあるんだということが、むしろTkにとっては驚きでした。アメリカ人でも、世代によってしつけの程度が違って、社会全体ではいい加減になってきているものの、全部が全部そうではないんだということです。考えてみれば、当たり前のことですが。目の前で繰り広げられる漫才のようなやり取りに、ちょっと笑いつつ感心しました。
 こういう注意ができる中年がどれくらいいるのかで、社会の雰囲気も変わってくるんでしょうね。がんばれオッちゃん!と心の中で思っていました。
 こういうのは結局子供の頃からの家庭でのしつけなんでしょうね。

にーちゃんがフロントカウンターで携帯をいじっている。
それを見てマネージャが携帯の電源を切ろうとすると。。。
 に:おい!なにやってるんだよ!
 マ:ここで携帯をいじっちゃダメだ。
 に:なんで〜?
 マ:ここは会社の受付カウンターだぞ!従業員は受付カウンターで携帯なんかいじっちゃいけないんだ。お客さんの目の前なんだぞ!
 に:だからなんだよ?誰が気にする? (Tkに向かって)あんた気になるかい? 
 マ:お客さんが気にするかどうかなんて問題じゃないんだ。
 に:ナンデ?
 マ:(全く理解していないにーちゃんを見てあきれて)OK,お前は首だ.
 に:....(苦笑い)
Tk:ハハハ、俺の国では従業員は携帯をフロントカウンターでいじることは許されないよ。多分日本は厳しいんだと思う。アメリカは多分社会が柔軟だと思うけど、どうだろうね?
 に:ほらな?
 マ:(にーちゃんの懲りない態度を目の当たりにしてあきれたように)この国は完全に終わってる!