I-94発行される

 トロントからアメリカに戻ってくるとき、国境で発行されるべきI-94が発行されないままアメリカに入ってしまった失敗談については以前に書きました。(Jビザの更新 失敗談 I-94について 2010/05/02
 その後大学のISO(International Service Office)へ行き、どうしたらいいかアドバイスを求めると、もう一度カナダとの国境へ戻って、カナダ側へ行き、アメリカに戻ってくること。その際に必ずI-94が必要だと説明すれば発行されるはずだと言われました。ISOからのレターも書いてもらい、古いI-94のコピーももって、あとはパスポートにDS-2019をもってカナダ側へ行くことにしました。


 昨日、国境まで車でいってきました。もし国境で問題になったら、何時間も待たされることが予想されるので、お握りとお茶を持っていってドキドキしながらカナダ側へ。カナダ側の税関で、"あなたなんでI-94がないの?"と聞かれてしまいました。カナダに入るには特にI-94について言及されないと思ったのにいきなりの質問にドキッとしましたが、正直に事情を説明すると、建物の中に入るように言われました。どうなるのか不安に思いながら、家族全員で建物へ。カウンターで書類を見せると、笑顔で、行っていいよといわれただけでした。書類の不備についても特に問題ないとのこと。ほっとしながらカナダ側へ車を進めます。


 別に今日はカナダには用事はないので、ぐるっと廻って再びアメリカ側へ車を戻します。再び橋を渡ってアメリカ側の国境へ。こちらはかなり込んでいます。ようやく自分の番が廻ってきて書類を見せ、I-94を発行されなかった前回の経緯を説明しました。整理番号を渡され、パスポートは全てとり上げられてしまいました。そのまま車を駐車して建物の中に入るように指示されたので、再び家族全員でビルの中へ。


 待合室には20人ほどの人たちが待っています。そこで待つこと1時間、ようやく順番が廻ってきました。途中、おにぎりを取りに車に戻りましたが、出入り口で許可をもらって持ち込むことができました。


 カウンターで、事情を再び説明すると、意外にも担当者のおじさん、陽気に"だーれがそんなミスをしたんだ?どんな格好のやつだった?白髪の人だった?それとも若かった?このカウンターに並んでいるうちの中で誰だかわかるか?”などと笑いながら話しかけてくれました。さらに、税関のシステムにアクセスし、私たちが国境を越えた日に誰が担当したのかをチェック。名前まで明かしてくれました。"こんなミスをしちゃいかんなー"とそのベテランの担当者は笑いながら処理をしてくれました。


 一通り指紋と写真も取られ、I-94とDS-2019にスタンプも押してくれて、無事に処理完了。ようやく、これでVisa更新の全ての手続きが終わりました。お疲れ様でした。