合気道ブログ、コラムあれこれ

 Tkは合気道関係のブログを定期的にチェックしていて、その中でも楽しみにしているものがいくつかあります。

 フルコンタクト空手で長年トレーニングされてきた方が、合気道を始めてからの稽古での気づきを書いています。稽古のときの体の使い方や意識の仕方、基礎トレーニングについてなどかなり役に立つ内容が書かれています。

 静岡県合気会沼津支部(石原克博師範)で稽古をする方の稽古日記。沼津支部は、Tkが合気道を始めた道場でもあります。

 東京都小平市にある小林道場の小林保雄師範のブログ。合気道の開祖、植芝盛平の直弟子の小林師範が、当時の様子や、合気道の逸話を色々書いてくれるのが面白い。Tk自身も一時小林道場系列の道場で稽古していたこともあって、登場人物のごく一部の方は会ったことがあるのも楽しみの一つです。小林師範は北欧、東欧、北米、中東と世界各地で指導しているためか、アメリカに住んでいても小林道場グループで稽古をしていた方と出会ったりすることがあります。

 大阪府豊中市の正泉寺道場(嶋本師範)に通うコラムニスト、島村由花さんが合気道について定期的に書かれているブログ。島村さん自身が稽古の中で気づいた事を書かれています。合気道を始めてから、段を取るまでの葛藤やスランプ、さらにその後に起こる内的、外的な出来事を率直に書かれています。普段何気なく稽古をしていると気づかないようなことも、掘り下げて書かれています。

 アメリカ、コロラド州デンバーにある合気道日本館のページ。館長、本間学先生のコラムが面白い。日本だけにいて合気道をしていては分らないような感覚の違いが日本語で丁寧に書かれています。本間先生は岩間で大先生の弟子をされていた方で、岩間の合気道と本部の関係を当人にしか分らない視点から書かれているのが印象的です。アメリカに渡ってから、現在に至るまでの変遷、道場の立ち上げや運営の苦労なども書かれています。

 合気道のフォーラム。NY合気会の方が主催しているページですが、世界中の合気道家が意見交換をする場になっています。Forumでは、忌憚の無いディスカッションが見られるので面白い。時には率直過ぎると思うこともありますが。実名での投稿が義務付けられているためか、日本人が投稿しているところはほとんど見ません。日本人はほぼ誰も投稿していないことが、逆に日本人の性格を物語っているように思います。自分も含めて...。海外に行くときに、滞在先での道場探しに困ったらここで尋ねてみるといいかもしれません。

 祥英会で稽古をされている大沼成彬さんが書かれている合気道コラム。開祖の時代の合気道から現代まで、合気道の稽古の変遷、いい所、悪いところを含めて書かれています。

 石原師範の門下、東京都の梅島合気道のブログ。残念ながら年に何回かしか更新されませんが...

 他にも色々ありますが、読み物として読めるブログ・コラムは意外に少ないように思います。稽古ログとしてのブログは読んでいてもあまり面白くありません。ただ練習した技が書いてあるだけだったり、記事としてふくらみが無いものも結構あります。その点、稽古の中での気づきや、経験を掘り下げて書いているものは読みがいがあります。結局はそれぞれのサイトで何を目的としているのかによるんですが。

ちょっと偉そうに書いてみました。