だからいらないってば

 河野太郎議員たち無駄遣い撲滅PTが、例のアニメ図書館は要らないって言っているそうですね。やっと誰かが言ったと思っていたら、速攻で”余計なことを言うな”って官房長官自民党の役員から怒られているとか。福田内閣当時閣議決定したもので、麻生くんの趣味で決まったものではないという説明なんだとか。ということは福田内閣からすでにアニメ図書館を作ろうという意見が普通にあったということなんだと、記事を読んで思いました。
 彼らは本当にアニメ図書館が必要だと思ってるんでしょうかね?河野さんたちは不要だと言うだけの根拠があってアニメ図書館が不要だといっているんじゃないはずですが、目立とうとしているとか、受けがいいことを言うなんて理不尽なつぶされ方をされている様子は、日本社会の性質がどんなものかを反映しているように思います。どんなに以前閣議決定しても、お偉いさんがほしいっていっても、いらないものはいらない、不思議なものは不思議、おかしいことはおかしいはずですが、反対意見が言えるような社会環境ではないんだとつくづくわかります。

アニメの殿堂不要」を叱責=自民執行部が河野氏らに

 自民党の無駄使い撲滅プロジェクトチーム(PT)の河野太郎衆院議員らメンバーは9日午後、党本部で保利耕輔政調会長らに会い、野党側が「アニメの殿堂」と批判している「国立メディア芸術総合センター」(仮称)の建設を中止するよう要請した。
 これに対し、党が文部科学省に詳細な説明を求めた上で、2009年度補正予算に盛り込まれた同センターの事業費117億円の予算執行の判断については保利氏に一任することになったが、党執行部からは河野氏らを批判する声も相次いだ。
 同党の園田博之政調会長代理は「野党を利するような行為は控えるべきだ」と叱責(しっせき)。大島理森国対委員長は記者団に「受けがいいから、その場だけでものを言うのは必ず底が見える。自分だけが目立てばいいという政治はやめるべきだ」と述べた。
 一方、河村建夫官房長官は記者会見で同センターについて「福田内閣当時に閣議決定し、方針を決めたもので、いきなり出てきたものでも、誰かの個人的な意図で決まったものでもない」と説明した。(2009/06/09-21:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009060900986

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↑こんな雰囲気じゃなく、もっといい意見を立場に関係なくいいと言える環境になるといいのにね。