むしろ不思議

 むしろ、今までこういう発言が自民党議員から一度も出てこなかったことが不思議。"私たちにも誤りがあったのではないか"じゃなくて、根本的に間違っていたから、こうなったんでしょうね。それを容認続けてきた国民も同じでしょうけど。結局何かあってからじゃないと物事は動かないって事の表れでもあります。

 ここ数日で思うのは、これからのエネルギー政策の転換は自民党ではできないだろうということ。無責任なハトヤマ元首相や、現首相のグダグダさ加減を見ていて、次の選挙では民主党なんか入れてやるものか!と思っていたけれど、じゃあ自民党政権になったらどうなるかというと、エネルギー政策の転換はうやむやになってしまう様子しか想像できません。なにしろ原子力業界とずぶずぶのまま何十年も政治を握ってきた政党ですから。それに、今回の件で自民党が、自分達の過去の政策を振り返って、反省点を洗いなおしているかといえばそういう様子も今までありませんでしたし。

 今後はきっとどの政党が政権をとったとしてもエネルギー政策は暗中模索の状態が続くでしょうが、現状からは脱却してほしいものです。とりあえず、今自民党政権ではなくてよかったんじゃないかと思っています。

原発事故「自民党にも責任」 石破氏、検証を提言
2011年5月11日 16時36分
 自民党石破茂政調会長は11日、党本部で記者会見し、福島第1原発事故について、政権担当時に原発建設を積極推進した党にも一定の責任があるとの認識を示した。自民党が与党として原子力政策を担ってきたことは事実だ。間違いを起こさない政党はない。私たちも何か誤りがあったのではないか」と述べた。
 同時に自民党としてどこが誤っており、それはなぜかをきちんと検証しなければ、政府を追及する資格がない」と指摘。谷垣禎一総裁ら党幹部と検証の在り方について協議したい考えを明らかにした。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051101000607.html