確定申告

 確定申告をようやくしました。研究者で渡米していると、はじめの2年はnon-resident alienというカテゴリになって、基本的に日本人であれば租税条約(Tax treaty)が適用されて税金を支払うことはありません。これが3年目以降になるとresident alienというカテゴリに入り、アメリカの市民と同じように税金を支払うようになります。確定申告のフォーマットも変わりますし、やりかたも大分違います。今年は4年目でしたので、resident alienとしての確定申告。連邦税と、州税の両方の確定申告をします。今年から、e-fileといってネット上での申告ができるようになっているはずだったのですが、なぜか不具合があって結局紙に印刷した書式をIRS(税務署)に送ります。締め切りは4月18日。面倒で先送りにしていたものを今日ようやく郵送しました。全額認められればそれなりの額が還付される、はずです。さてどうなるか。

 ちなみに1年前にした確定申告では連邦税は1500ドル程度還付されましたが、州税は20ドル程度しか戻ってきませんでした。扶養家族がいるかどうか、収入がどれくらいかに応じて大分還付金が変わるようです。税金のシステムは複雑すぎてさっぱり分りませんので、税理士のアドバイスを聞いてやるだけです。

 ただ、去年もアドバイスをしてくれた税理士が書類をミスして、州税の確定申告の処理が大分遅れました。はじめに提出した書類になぜか妻が15人いることになっていて、それが税務局の審査に引っかかって2回ほどAudit(監査、ただし書類上の監査ですが)を受けることになって、間違った記述が原因で一旦追徴されて、間違いを修正してようやく追徴した分が払い戻されてきました。その後28ドルの還付金もちゃんといただきました。

 こういう書類は面倒くさい上に、変なミスをするとあれこれと提出させられたり、面倒です。それで毎年面倒になるという悪循環になりますが、いけませんね。