水気を飛ばす3歳児

 昨日は中華鍋を使ってチンジャオロースっぽい晩御飯。鶏肉とパプリカ、ピーマンなどを細長く切ったものを中華鍋で炒めます。Yuが「Yuちゃんがシェフ!Yuちゃんがシェフ!Yuちゃんがシェフ!」と叫んでいたので、やってもらうことに。曰く「油がバチバチってとんで危ないから、Yuちゃんがやってあげるよ」と。まあ大丈夫じゃね?ということでYuに炒めてもらうことにします。
  
 アシスタントのTkがそばについて油とニンニクを弱火で炒めます。鍋を握るのはもちろんシェフ。油が温まらないうちからこれでもかというほどフライ返しでかき混ぜはじめるシェフ。それじゃあ意味がないので、なんとかフライ返しを使うのを自制してもらって、油が温まってニンニクに火が通ったところで肉を投入。シェフは肉もこれでもかというほどかき混ぜます。幸い力の加減はある程度分っているようで、Tkの「やさしーく混ぜてね」という声とともに中華鍋から肉が外に飛び出ない程度にやってくれました。はじめはフライ返しを使っていたYuですが、Tkがずっと箸を使っていたのを見て、まねをして箸をとりだします。なんでも真似したがる年齢です。

 肉が炒められたところで野菜を投入。段々混ぜるものが重くなってきたので、Tkが途中で手を出します。「チガウ!Yuちゃんがやるの!」と肘を使ってブロックされます。何とかシェフを説得して、途中で交代してもらったり。炒めているときに野菜から水が出てきたのを見たYu,わざわざ野菜を寄せて、中華鍋を傾けています。何をやっているのかと思ったらなんと水気を飛ばしていました。こんなテクニックを3歳半の子供にされてTkはショック。どこかで誰かのこういう行動を見ていたのでしょう。今は水を飛ばす必要ない事を伝えて、これも途中で自制してもらい、野菜をよく炒めます。さいごはオイスターソースとお酒、しょうゆを少々いれて味付け。トータルで5-6回Yuに味見をしてもらって完成しました。大分料理も自信を持って出来るようになってきているようで、TkはよくYuに「チガウ!そうじゃない!」と指摘されるようになりました。いいんだか悪いんだか・・・

 自分で作った料理ですから、もりもり食べます。それが料理をするいい点です。最初は時間ばかりかかって大変ですが、慣れてくると驚くほど色々できるようになるのが子供のすごいところです

 最近自己主張が激しく、自分がやっている事を頭ごなしに否定されると、めちゃめちゃ怒ります。Yuが何かいじっていて、危険だからと取り上げたり、注意したときによくこういうことが起こります。Yuに話をよくよく聞くと、彼なりに理由があってやっていたことが後で分るのですが、その時は一方的に叱ってしまうので、Yuも言葉に出来ずに最後はかんしゃくを起こすわけです。ちゃんとYuと話をすれば、こちらの話も分ってくれて意思疎通も出来るのですが、コミニュケーションに失敗したら大変です。まあでも子供がに親が一方的に悪いと決め付けたら、自分で理由があっても理解してくれない悲しさと怒りで一杯になるのは分ります。だれでも理不尽な扱いをされたと感じたときが一番ショックですからね。