日本語の本inUS

 Tkが働いている大学の図書館には、結構な数の日本語の本があります。量としては図書館の棚、2-3列分ぐらいの冊数で、小説が多い気がします。かつて日本語の研究をしていた人が寄付をしたそうで、林真理子から司馬遼太郎藤沢周平なんかもあります。ほっとんど借りる人はいないみたいで、大抵書庫にきれいに収まっています。時々Tkも借りたりしていましたが、きっとその存在を知る人のほうが少ないでしょうね。

 かと思えば、こんな要望もあったりするので面白いもんです。

 古書を寄付して下さい!
大衆小説、純文学、絵本、詩集、漫画、歴史の本など…
http://homepages.wmich.edu/~jangles/bookcollection.htm

 アメリカの中西部にある大学、西ミシガン大学で日本文学と翻訳論を教えているジェフリー・アングルスと申します。西ミシガン大学では、この数年間、日本語を勉強している学生も日本から来ている留学生も急増しておりますが、日本語の本が図書館にほとんどありません。そのため、日本語を勉強しているアメリカの学生は解読能力が充分身についていない状況が続いております。

 自動車産業が経済的なベースだったミシガン州は、アメリカの中でとても経済的に困難な州なので、残念ながら、新本を大量に購入する予算はございません。日本では活字ばれの時代になっているとよく言われていますが、活字の面白さと日本文化の素晴らしさをどうしても学生に紹介したいと思い、是非に皆様のご協力をお願いしております。

 海外には日本語を学んでいる人って結構います。普通に日常会話が出来る人に出会います。日本に短期留学していたなんて人もいれば、数年間住んでいた人もいたりします。自分の国で日本に興味を持って勉強している人は、熱心に勉強しているようで、(たぶん)どこの大学にも日本語の授業は開講されています。

 日本であまった本、輸出すればいいのに、と思ってしまいます。