火災警報器が鳴る

 昨日、晩御飯の後リラックスしていたら、突如火災警報器が鳴り始めました。今回は、同じ建物の別な部屋に住んでいる人が料理をしていて煙を出してしまったようです。外は寒いですが、中にいると耳を劈くような音が鳴り続けますので、外に出るしかありません。車のエンジンをかけて暖気をして中で待つことに。Yuには耳栓をしました。お風呂に入っている最中じゃなくてよかった。

 私の知る限り、この州のアパートには必ず火災警報器が着いています。そして、台所のそばについていて、感度が結構高い。おまけに台所にはまともな換気扇*1が付いていないので、料理をして少しでも煙が立つとあっという間に”ピーーーーーーーー!”と鳴り始めます。始めの60秒以内に煙を外に逃がすことが出来れば止まってくれるのですが、60秒を経過すると鼓膜が割れるほどの音を出して"ビーッビーッビー!ビーッビーッビー!"と鳴り始めます。こうなると同じ建物のほかの部屋の警報機も連動して鳴り始めるのでたまりません。雪だろうが、深夜だろうが、赤ん坊がお昼寝をしてようが外に出なくてはならなくなります。おまけに、この火災警報器、時々誤作動をするので始末が悪い。雪の降る夜寝てるときにに、火災警報器が鳴り始めたら、どこに怒りをぶつけていいかわからないくらい感情のやりどころに困ります。


 そして10分ほど経つと消防車がサイレンを鳴らしてやってきます。フル装備で火災報知器がなっている家の中に(もちろん土足で)入っていって、火事が無い事を確認してから、セキュリティ関係者が報知器を止めてくれます。ここまで大体20分、下手をすると30分くらいかかる場合があるので大変です。


 火災報知器を鳴らすのはアジア系、特に油を多く使う料理の家庭が多い印象です。料理している側が悪いと言うよりは、火災警報器のシステム自体がアメリカ人向けに作られていますから、単に油料理を余りしないアメリカ人のところはあまりならず、アジア人の家庭はよく鳴らすことになるのだと思います。

*1:換気扇らしきものは付いているのですが、ただファンが回るだけで煙は外に排出されません。どうやらファンを回して煙をフィルターするだけの装置のようです。換気扇とはいえません。