演武会

 昨日は合気道の演武をしてきました。ちなみに武道のデモンストレーションは演武(エンブ)と書きます。演舞とは書きません。
 昨日あった演武会は、Tkが通っている道場がある街の空手道場主催のMartial Arts festivalで、複数の空手道場、ハプキドー、カンフー、ヨーロピアンロングソード、テコンドー、そして合気道の道場が一堂に会しておのおの演武をするものでした。とはいっても、日本のものとは違って、演武とは呼べない、パフォーマンスに近いものから、しっかり稽古をしているとわかる演武までさまざまでした。特に空手の道場は複数のグループが演武するので、それぞれ工夫を凝らして、逆に凝らしすぎてただのショーになっているものもありましたが、アメリカらしいといえばアメリカらしい雰囲気でした。

 面白かったのがヨーロピアンロングソードのデモで、中世の騎士のような格好をした集団が、剣(木製)で、合戦をするものでした。金属製のよろいに、盾をもって、20人からの人たちが二手に分かれてたたきあう様子はちょっと滑稽で面白かったです。ちなみに、合気道の道場生にもヨーロピアンロングソードを結構本格的にやっている人がいて、その稽古の様子もなかなか面白いです。

お互いをバシバシ叩きあう様子を見て、Yuが一言"イタイイタイっていってるねー、おかあさんたすけてーっていってるねぇ"。

 Martial Artsというと一般的に東洋の武術、武道の事をイメージしますが、実際はヨーロッパや中東、インドやそれ以外の国にも武術は存在したはずです。それも銃の進化であまり伝統が残らなかったのかもしれませんし、存在はしていても東洋の武術のイメージがあまりに強すぎて露出しないだけなのかも知れません。

 Tkが通う道場からは、道場長のVicとTom,そしてTkの袴3人が行く予定でしたが、Tomはあいにくの仕事でキャンセル。VicとTkの二人でやることになりました。やった内容は至極普通にある合気道の演武で、立ち技、武器技、座り技といくつかのバリエーションで技をやっておしまい。特に説明も無く、パフォーマンスも無く、普通の演武をやることができました。TmとYuもついてきて、2時間の待ち時間を辛抱強く待ってくれました。Mikeがビデオ係をやって、Tmが写真を撮ってくれました。Yuは大好きなMikeが遊んでくれたので、飽きずにすんだのだと思います。

 会場が講堂のようなところでやったので、床は板敷きで畳は用意されておらず、空手以外の道場の演武は簡易マットを並べただけの上でデモンストレーションをしなくてはなりませんでした。このマット、ホコリはすごいし足元が滑りやすかったのですが、なんとかできました。内容もまずまずの演武だったと思います。評判もまずまずだったので、ほっと一息ついて家路につきました。