VISA更新の予約が取れた

 ビザの更新をカナダでやる予定でいるのですが、領事館での面接予約を取るのが異常なほど難しいのです(2010/02/15 領事館の予約がひどい  参照)。カナダには8つの町にアメリカ領事館があって、ビザ更新をしようと思ったら、一旦アメリカをでてカナダに入国し、カナダのアメリカ領事館でビザ更新の手続きをするのが手っ取り早い方法です。
 ビザはその国に入国するための査証ですから、アメリカ国内では更新も申請もできないという背景があります。ビザを取得するためにはアメリカ以外の第3国にの領事館で申請する必要があるわけです。カナダにある8つの領事館のうちの一つに面接を申し込んでおく必要があるのですが、そもそも予約が空いている日が見つからないというのが今回ぶつかった問題でした。

 ネットで検索してみると、いろんな人が同じ問題に直面している様子が分りました。アメリカにはビザで滞在している外国人が沢山いますから、私たちと同じ事をやろうとする人はゴマンといるわけです。
 
 領事館はウェブ上で面接予約の申し込みを一旦登録するのですが、その後、空いている時間帯を検索した上で、空いている日を予約します。でも何度やってもAvailableの日がありません。かろうじてオタワの領事館では見つけることができるのですが、他の町にある領事館は全く空きが見られず。
 どうやら予約代行の会社があって、自動プログラムで予約をさらっていくようです。領事館のウェブシステムがヘボイのか、彼らのプログラムがすごいのかよく分りませんが、素人が予約を取ろうと思っても夜中の3時だろうが4時だろうが彼らの会社が空いたスポットを速攻でさらっていくので当然空いたスポットはあるわけもありません。
 予約するのに領事館には9ドル払わなくてはならないのですが、代行は70ドルの手数料をとって79ドルでやっています。結局我が家もその会社に申し込むことにして予約を取ることができました。
 こういう会社を使う人がいるから会社が存続できて、だから一般人が申し込もうと思ってもできないという悪循環に陥るんだということが分ります。かといって予約が取れなければVISA更新できませんから、背に腹はかえられなくなるんですよね。
 なんとも情けない。

 一番手っ取り早くこの手の会社を排除する方法は、領事館のWebシステムをもっと堅牢にすることだと思うのですが、それでもいたちごっこになるのでしょうね。もし自動プログラムで予約を取っているのではなく、人海戦術でやっているのだとしたら、どうしようもないですし。

 とんだ予約更新の体験談でした。