コロナの影響

 ここ2か月ほどは社会構造が変わるほどコロナウィルスの影響が実社会に来ています。大都市では軒並み小中学校が休校で、リモートワーク、リモート授業が不通になり、基本的に外出する人は掟破り扱いで、時には非国民扱いされます。営業自粛のムードで自粛警察と呼ばれる現象も起きて、自粛する必要がそれほどない店も嫌がらせを受けていたり、なんかはだしのゲンを地で行くような戦時中っぽい話をネット上で見かけるのは、人間って高々7-80年くらいでは変わらないんだということです。

 その一方でコロナウィルスに気持ちが負けていない人たちは沖縄旅行に行ったり、登山に行って遭難したりしているわけだから、人間の多様性って面白いと思ってみています。まだ日本はましなほうで、アメリカやヨーロッパだともっと自由自在に行動している激しい人たちもいるんでしょうね。

 関西の学校は軒並み休講で、YYの友人たちは家でつまらない日々を送っているんですが、この辺の地域は普通通り授業があります。学校が無い子供たちからすれば、学校に行けるYYがうらやましいんですが、当の本人はそれほど自分が恵まれているとは思っていないのか、時々”ダルー”とつぶやいては親になんということを言うのかと小言を言われています。いやほんと、家にじっとしていなくてはならないのは苦痛でしょう、特にこの年齢は。

 ちなみに、大学生も前期は完全にリモート授業になりました。学生さんによってはまだ実家に滞在している人もいて、大学側の課題は学生とどうコンタクトを継続するか、になっていたりします。特に留学生は自国から出られない状況にある人もいるし、大都市にいる人も、感染者が少ない県に入ることが難しかったり、一旦東京大阪に行ってしまうと、地方にきてから2週間は自己隔離を要請されたりします。

 きっとこれからが微妙な時期で、”公式に発表されている”感染者がここ数日減っていっているから、また人の外出が増えて感染者数が上昇したりするんでしょうね。自粛要請したり、自粛要請止めたり、の繰り返しをしていると、だんだんと十四生の認識が薄れて、人によってはどうでもよくなってくるような気もします。

 Tkはもっぱら、職場に来て自室にいるだけなんで家にいても職場にいても基本的には人に会わない日々が続いているので楽です。いい時期に転職したのかもしれないと思ったり。

  今住んでいる地域は、基本的に人口が少ない。なので外を歩いていてもあまり人には会いません。住宅地であっても、住宅地ってそんなに人が歩いていないですよね。あとは車社会ということもあって、密集する確率は低いということもあります。

 こういう時は都会に比べて感染リスクが抑えられるという利点がありますが、医療体制が充実しているとは言えないので、何かあった時は厳しいかもしれない。これを契機に都会に住んでいる人が地方生活にシフトし始めれば、地方の人口が増えて医療体制が今よりもましになりつつ、都会の密度が減るような気もしますが、そんなにうまくいくとも思えません。たぶんのど元過ぎれば熱さ忘れるでしょうし。