ジェットコースターのような移動

 2-3月はジェットコースターに乗っているような日々でした。Tkが転職をしたのですが、職探しのために去年の秋ごろから色々なところに応募していたんです。アカデミアの公募ってあるようでないし、突然ピンポイントの公募が出たりします。機関が求めている人材にマッチしないと採用されないですし、採用する基準も様々です。そんなわけで秋ごろから日々公募書類を書く日々だったんですが、ある日突然とある機関から面接の連絡が。

 寒々しい1月に一人遠方まで面接をしに来たんですが、面接後1週間ほどで採用が分かりました。採用されるときって連絡が来るのが早いんですね。待てど暮らせど連絡がこないのは不採用ってことらしく、公募を出した機関の半分くらいからは未だに連絡も通知もありません。不採用の時はその旨書面で連絡が来ることが多いらしいのですが、そんなもの出さない大学もいくつかありました。

 そんなわけで幸い採用されたんですが、そこからが色々。まずは子供たちに納得してもらわないといけない。子供たちにしても生活が全然変わるわけですから。しかし、YYもSSも二つ返事でした。YYに至っては面接前に伝えてあったこともあり、正式採用の連絡を今か今かと待っていたようです。

 次に退職の連絡。当時の所属先から円満に去るために、面倒くさい人相手にも気を使いつつハンコを押してもらわないといけない。退職時のトラブルだけは避けたいところでした。世の中には話の通じない、ちょっと自分と違う世界を生きている人はある程度の割合でいますが、Tkの職場にもそういう方がいたりするわけです。退職トラブルだけは何とか回避できました。

 そして、アカデミアを渡り歩く時には、機材の移動が必要となります。Tkの荷物はそんなに多くないものの、遠距離を輸送するためにはそれなりの費用が掛かります。研究予算から出費しようと思っていたのですが、事務方にすべてストップをかけられてしまい、どこからも移動費が出せないことが分かりました。これに関しては窮地に陥ったのですが、結局自宅の引越し荷物に紛れ込ませて何とか運ぶことに。引越し先の家から職場までは自力で輸送しました。大学教員や研究者は、昨今の政策のせいで任期付きの職が多いんですが、異動の時の職場の荷物の移動をすべて自腹でやらなくてはならないという状況は何とかならないんでしょうかね。

 引っ越し屋さんの手配も重要なポイントです。個人客の遠距離の引越しを、3月末に引き受けてくれる業者って実はほとんどいません。日〇もサ〇イも、ア〇サンも、ヤ〇トもすべて全滅。残ったのは01〇3とハトの〇ークでした。後者のほうが対応が良く、金額もまともだったのでお願いすることに。そういえば大阪に越してくるときにもハトのマー〇さんにお願いしたのでした。

 そして、いよいよ引っ越しの準備に入ったころにコロナウィルス感染拡大を受けて突然子供たちの学校が休校に。そこから引越し準備を毎日して、ようやく引っ越してくることができました。

 子供の卒業式や終業式を何とか終え、かなりの長距離運転をしての引越しで、バタバタとジェットコースターのような移動が終りました。幸い誰も体調を壊すことなく、今のところ健康です。