柵は低い

写真はカナダ側の展望だいから取った写真。(時事通信よりhttp://www.jiji.com/jc/p?id=20110816101317-1240576)対岸はアメリカ側。柵の低さが分ります。


 比較的近い場所に住んでいるので、ナイアガラの滝には何度もいっているのですが、あれだけでかくてでかい滝なのに、展望台にある柵と言う柵はすべて低く作られています。そりゃもう簡単に乗り越えられるくらいに。実際何年に一度かは自分から滝にダイブする人がいるそうです。ただし、これは事故とは別な話で、古くから度胸試しみたいなものがあるそうで、樽で作ったカプセルに入って、滝の上から落としてもらい、生き残れるかの挑戦はもう100年前から行われています。当然多くの人が失敗してなくなっているわけで、確か法律で禁止されているはずです。生き残れたとしても罰金刑が待っています。この度胸試しを一番初めにはじめたのは、Anne Taylorという学校の先生だったというのが面白い。彼女は自作の樽を改造した自作のカプセルに入って滝に落ちて生還したそうです。樽には自転車の空気入れを使って内圧を高くした状態にして密閉して、そして落下。打撲は負ったそうですが生還したそうです。しかしその後挑戦した人たちの半数以上(確かもっと)は失敗して亡くなっているはずです。

The first barrel trip over the Falls
The first barrel trip over the Falls was made by Annie Edson Taylor, a school teacher from Bay City Michigan, on October 4, 1901. Annie's barrel was curiously constructed, tapered almost to a point at the bottom and bound with metal hoops. It was padded with pillows and had a 45.4 kg (100 lb.) anvil in its bottom to keep it upright as it floated downriver.
http://www.niagara-falls.name/daredevils.htm
http://www.niagarafallslive.com/daredevils_of_niagara_falls.htm

 実際、現地にいって滝を観る時、柵の上に乗るなんてとてもじゃないけどできません。ナイアガラの滝はアメリカの中でも観光地になっているので、色んな人種の人がやってきます。一昔前は日本人が多かったそうですし、今は中国人、インド人が本当に多い。どこにいっても英語の案内と同時に絵を使った看板で乗り越えないように書いてあります。ただ、注意書きはあっても柵を高くしないところがこっちの国らしいところです。あくまでそこは自己責任なんですね。

19歳邦人女性が転落=カナダ・ナイアガラの滝
 【ニューヨーク時事】カナダと米国の間にある観光名所ナイアガラの滝に14日夜(日本時間15日午前)、19歳の日本人女性が転落し、当局が捜索している。在トロント日本総領事館が15日明らかにした。
 女性は友人とカナダ側の滝を訪れ、写真を撮るため柵に座り、バランスを崩したとみられている。女性は英語の勉強のため、カナダに来ていたという。(2011/08/16-06:53)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201108/2011081600059&rel=j&g=soc