なんで?からの変化、より具体的に聞く

 Yuはしばらく前から、何かと言うと”なんで?”と聞き返すようになっていました。何を話していても一言一言、”なんで?”と聞きます。英語で話していても、”Why? Why?”とエンドレスに聞いてきます。大抵は、目の前にあるものを指して、”これなに?”と聞いてきて、その答えに対して、なんで?と繰り返し聞いてきていました。
 あるとき、シャケを指して、What's this?と聞くので、”It's salmon”と答えると、”Why??”と聞かれたりしました。シャケがなぜ鮭か、まじめに説明しようと思うと大変です。何でも疑問に思う年頃です。いわゆる、Why Ageというヤツです。

 それが最近ちょっと様子が変わってきます。これなに?と聞くのではなく、特定の言葉を自分で挙げて、”○○ってなに?”と聞くようになっています。”梅干ってなに?”とか、”車ってなに?”とか、自分が普段使っている言葉や、意味は知らないけれど、単語自体は聞いたことがある言葉などを挙げて聞いてきます。まるで、自分の知識を徐々に確立していこうとしていっているように見えます。意味があいまいな単語の理解を深めようとしているのかもしれません。こういう時期は、成長の過程では、どういうプロセスをやっていると考えられているんでしょうね?

 知識欲旺盛な今の時期ですから、何でも聞かれたら可能な限り答えるようにしています。専門的な用語や、3歳児には到底理解できないであろう説明であってもそこは特に気にしません。一生懸命答えている事が多分彼にとって大切な事の一つでしょうから。時には逆に"なんでだろうね?"と聞き返したりしたりすると、意外にマトモな意見が帰ってきたりして面白い。

言葉使いについても質問してくる事があります。なにかオモチャを作ってあげた後、"気に入った?”と聞くと、"気に入ったってなに?”と。言葉をかえて意味を説明すると理解した様で、それ以降、"気に入った?"と聞くと"気に入った!!!"と答えてくれるようになりました。3歳児が大声で"気に入った!"と答える様子はちょっと面白いです。