目線を合わせて

 Tkが合気道を始めた時に指導してくださったのは静岡県のI師範なんですが、最近I師範が子供クラスを指導している様子のビデオをたまたまWebで見つけて見てみました。そのビデオでは、師範が子供同士での稽古の様子を見つつ、他にも複数人の大人の人たちも子供の相手になって稽古をしていました。師範は、子供たちが稽古をしている様子を彼らと同じ目線になるように座ってみていました。
 Tkが日本にいるときも、アメリカに来てからも子供の合気道クラスの様子をいくつかの道場でみる機会がありましたが、そういえば、子供と同じ視線になるように指導者が正座して指導しているところは見たことがありません。大抵、立った状態で指導します。
 子供と同じ目線になることで、彼らが考えていることや、仕草や行動がより分るでしょうし、恐持ての大人が子供を指導するときに上から見下ろすばかりでいるのと、正座をして同じ目線でみてくれているのでは距離感が違うでしょうね。
 なるほどなーと思った出来事でした。