一日ホスト

 今日は研究所に招待講演に他の大学の先生が来てくれているので、Tkは一日ホストをしていました。アメリカの大学では、招待講演に他の大学の研究者を呼ぶと、関連する研究室のツアーの予定を組みます。講演者は、講演以外の時間は一日中訪問先の大学なり研究所の人と会って話をしたり、ラボ見学をしたりするのです。講演の合間にソーシャルがあって、大学院生やポスドクは講演者と食事(大抵はランチ)をして、交流を深めます。そして夜は教授陣が講演者を囲んで食事をしてまた別なレベルでの交流があるのです。ですので、招待講演があるとそれなりに予算を組んでもてなし、そして講演だけでなく、それ以外のラボ訪問でも意欲的に講演者から吸収して、かつ交流するようになっているわけです。
 Tkは今日はその裏方。逆に講演者とは長く話ができるという利点もあります。欠点は、自分の仕事がほとんど全くできないこと。それでもやる価値はあると感じた一日でした。ホストは招待する側の教授と、その指導を受けている学生かポスドクがやるStudentホストの2層でして、教授側のホストは大まかなことをしてStudentホストは細やかな世話を担当します。もっとも、もっと裏方をやってくれる事務方の人がスケジュールを組んでくれるので、Studentホストは決められたスケジュールをこなしながら、講演者と話をすれば言いわけです。
 今日の講演者はFreemanというちょっと面白い名前の先生。Tkも以前に何度かお会いしたことがあります。講演者として招待される人は、招待する側の誰かとつながりがあることが多く、今回も例外ではありません。旧知、知人や共同研究者を講演に呼ぶことが多くみうけられます。
 一日中気を使って疲れましたが、楽しめた一日でした。