日本ではありえないゆとり

 昨日は天気がよかったのでYuとTmでお散歩をしに外に出ていたそうです。我が家はTkが働いている大学の敷地の一部にあるアパートなので、そばにはキャンパス間バスが行き来しています。バスは最近のYuのお気に入りの一つなので、ふと気がつくと”バシュ”といって外を見ています。
 そんなわけで昨日もバスを見に行ったわけです。シャトルバスが通る道沿いにある芝生の丘で座ってバスが来るのを待っていた二人。バスが来ると嬉々として手を降ります。シャトルバスのドライバーはおじちゃんだったり、お姉ちゃんだったりと色々な年齢層の方が働いているのですが、どの方も皆さん気さくです。バスを降車するときは乗客はみんな”Thank you”とドライバーにいい、それに”Have a nice day!"と一人一人に受け答えしてくれるのです。
 そんなドライバーの運転するバスが昨日は外から手を振っている1歳児に見事に反応してくれました。Yuたちがバスを見ている横を通るときにわざとスピードを落とし、クラクションを”ブッブッブッブ♪、ブブーーーーー♪♪”と鳴らして通ってくれました。この日本では絶対にありえないシチュエーションはYuというよりも日本で育ったTmをびっくりさせました。Yuはもちろん大喜び。
 その後二人はそのシャトルバスが戻ってくるのもしばらく待っていたのですが、バスが戻ってくるには時間がかかりそうなので横断歩道を渡って道をわたって家に帰ることに。ちょうど横断歩道を渡り終えたところで再びそのバスが。同じようにスピードを落としてYuに"バスだよー見て見て"といわんばかりにゆっくり走ります。そして去り際に”ブッブッブッブ♪、ブブーーーーー♪♪”と再び。こんなことしてくれるのはアメリカだからでしょうね。日本でこんなことやったら乗客から苦情は来るでしょうし、えらい問題になるのでしょうが、そこはアメリカ、ドライバーが幼児を楽しませるためにやっていることをほほえましく見てくれます。