第一子の成長

 今回の出産で驚きだったのは、Yuの献身ぶりでした。Tmが陣痛で苦しんでいるときに一番心配して、そばについていたのがYu。腰をさすったり、声をかけたり。

 そもそも、朝5時ごろに起こして、今日出産になるかもしれないと伝えたときに、眠気がすっ飛んだようで、ぐずりもせず、うれしそうにしていました。ばたばたと緊急事態になったときにいの一番に着替えたのもYuで、誰も何も言わないのにササっとパジャマからでかけられる服に着替えていました。

 病院についてからも、しっかりとKちゃんの手を握ってついてきて、おかーさん大丈夫かな?と一生懸命な様子でした。

 日本と違って、アメリカは結構出産の立会いは比較的しやすく、夫以外の家族も通常分娩ならば分娩室にいることができます。4歳のYuも分娩室に入って、弟が生まれるのをしっかり見ていました。TkもTmも、こんな小さな子に出産の様子を見せてしまっていいのかだいぶ考えましたが、結局本人に強い希望を尊重してOKということに。赤ちゃんが生まれるところを見ていたYuは気分が悪くなったりすることもなく、ちゃんと邪魔にならない場所でみていました。

 後でいやな気分にならなかったかと聞くと、赤ちゃんが生まれることに関しては大丈夫で、それよりも母親が痛そうに産後処置を受けているところのほうが嫌だったそうです。実際はどんな気持ちだったのかは推し量ることはできませんが、今のところ大丈夫のようです。

 アメリカの出産は、母子ともに病院にいるのは2泊のみ。3日目には退院します。Yuは今回、初めて母親と離れ離れに寝ることになったのですが、初日の夜はTkも病院にとまることにしたので、その悲嘆ぶりは結構激しかったです(YuはKちゃんと一緒だったんですが)。でも我慢しました。離れ離れになることのつらさを必死で我慢して押し殺すようにして泣いている様子をみて、こちらの胸を締め付けられます。

 今回の出産で一番がんばったのはTmとBabyと、そしてYuでしょうね。第2子の出産で、第1子の成長を感じたというのは、面白いものです。