予想以上なのか、予想通りなのか

 放射能を取り込んだのはお茶だけな訳はないはずですから、今後色んな食材から検出されるでしょう。風向きにもよりますが、確率的には、原発から少なくとも足柄までの半径の範囲内はどこも同じ率で起こりえるはずです。こういうのも含めた賠償となれば、東電はもたないでしょうね。国内だけならまだしも、隣国から賠償請求される可能性もなくはありません。

足柄茶」に基準値超のセシウム 神奈川の農産物で初
 神奈川県は11日、同県南足柄市で9日に採取した「足柄茶」の生葉から、1キログラム当たり500ベクレルの暫定基準値を超える550〜570ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同県産の農産物が暫定基準値を超えたのは初めて。

 県は「すぐに健康被害はないレベル」としているが、南足柄市とJAかながわ西湘小田原市)に対し、今年産の茶の出荷自粛と自主回収を呼び掛けた。

 生産地は福島第1原発から約290キロ離れており、県は「大気中の放射性物質の濃度が下がる中、茶からなぜ検出されたのか、専門家の意見を聞いて原因を調べたい」としている。

 県によると、足柄茶の生葉は南足柄市を含む県内17市町村で生産。他市町村の生葉の検査も早急に進め、結果が判明するまでは全ての出荷自粛を求める。今年産の足柄茶は、6日に販売が始まったばかりだった。

 民間の分析機関に検査を依頼。2回の検査を実施し、1回目は放射性セシウム550ベクレル、2回目は570ベクレルを検出した。暫定基準値が2千ベクレルの放射性ヨウ素は、いずれも検出されなかった。

 一方、静岡県は、同県御前崎市で2日に採取した茶葉から、暫定基準値を大きく下回る微量の放射性セシウムヨウ素が検出されたと発表した。

2011/05/11 18:46 【共同通信