これからの発電

 これから東京電力をはじめとした電力会社はこれからどうなっていくのか解りませんが、日本のエネルギー政策は大きく欠点があるように思います。一番の問題は、競争相手がいないことでしょう。関東エリアは全て東京電力が牛耳っているのがいけません。競合相手がいるからこそサービスも良くなるし、危機感も生まれます。もう一つは、電力会社に頼りすぎていること。電気を作るのにもっといろんな選択肢があってもいい。多分これからは自家発電が必要になります。じゃあどんな自家発電がいいのかといえば、安くて効率がいいもの。もちろん電力会社からの電気は不可欠でしょうが、サポート的な発電システムがあればもっといいでしょう。

例えば風力発電水力発電が手軽にできればいいですね。素人が思いつく手っ取り早い水力発電は、排水を利用した発電です。あとは雨どいに設置して雨水を利用した水力発電。発電量は小さいでしょうが、普通に生活するだけで発電できるのはいいように思います。

 電力がある程度自給できれば、結果として全体の電力消費量も減って、原子力発電所を全部なくしてもいい世の中が来るかもしれません。おそらく今はこれらの発電機は高価格ですが、需要が増えれば安くなるでしょうし、選択肢も多くなるはずです。

実際、非燃料型発電機はどういうのが売っているんでしょうね?

一般家庭向けではない気がしますが、例えばこんな商品もあります。シンフォニアテクノロジー社の超小型家庭用水力発電機「リッター水力発電装置」(http://www.sinfo-t.jp/litter/Defalt.htm)。山間部の一般家庭や山小屋、牧場、現場作業場などでの使用を想定しており、出力0.5kW(約98万円)と 1kW(約145万円)の2タイプがあります。従来の水力発電装置は、小型でも10kW〜20kWクラスが中心で必要水量も毎秒数立方メートル(数千リットル)必要でしたが、この発電機は毎秒数リットル程度の水量で発電可能なうえ、取水ホースと排水ホースを取り付けるだけの簡単な施工で設置可能とのこと。
http://slashdot.jp/article.pl?sid=05/08/30/0336237

TOTO水力発電システムを売っていたりします。といっても、排水を利用して自動水栓の制御に使う電気をまかなうタイプのようです。

水力発電で環境にやさしい省エネ機器
パブリック施設向けの自動水栓「アクアオート」や大便器自動洗浄システム「オートクリーンC」は、水流を利用して水力発電し、人体の感知や水の出し止めの制御を行います。
ある一定の使用頻度があれば、制御に必要な電力は水力発電でまかないます。
アクアオート・エコ(水力発電タイプ)
http://www.toto.co.jp/docs/auto_eco/