不思議な国、日本

 日本では、人が行方不明になっているかどうか結構わからないもんなんだということが最近わかりました。特に高齢者になるほど、誰がどこにいるのか追跡しないんですね。

 10年来会ったことがない人の年金を本人以外が受給できるってどういうことよって思います。これが罪にならないのが不思議。本人らしき白骨化死体が見つかっているのにね。

 年金システムって、崩壊しているとは思っていましたが、ここまでとは。。。

102歳母の白骨化遺体?長男否定…年金は受給

 静岡県熱海市で102歳の女性が所在不明となっている問題で、1994年2月、当時の女性の住所近くの山中で、成人女性の白骨化した遺体が発見されていたことが5日、分かった。

 熱海署は当時、行方不明の女性の可能性が高いとの見方を強めたが、身元確認を求められた長男(80)は「母かどうかわからない」として、結局、人定に至らなかったという。

 捜査関係者によると、見つかった遺体と女性の血液型が一致したほか、骨格や服装が女性と似ていた。こうした状況を踏まえ、熱海署は、同市に住む長男に身元確認を求めた。

 この件に関し長男は4日夜、本紙の取材に応じ、「遺体を見た。母親の持ち物も近くにあったそうだが、誰かわからなかった。その後、警察から『母親は愛媛の実家にいる』と聞いた」と話し、遺体と女性は別人で、女性は今も生きているとの見方を強調した。

 同署は、事件性の乏しい事案だったため、詳しい調査を見送り、「身元不明遺体」として熱海市に引き渡したという。また、複数の捜査関係者は、「(女性が愛媛にいると男性に伝えたか)わからない」としている。

 県地域福祉課によると、県内各地で身元不明のまま死亡し、各自治体が埋葬処理する「行旅死亡人」は、県内では過去5年度で計137人いた。

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 長男は、女性に支給されている年金についても取材に答え、「自分が受け取っている」と認めた。その上で、「家族なので年金を受け取っても問題ない。母とは10年ほど会ってないが、『(年金を)返して』と言われれば返す。母は行方不明のように言われているが、愛媛県の実家にいる。騒ぎになること自体おかしい」とした。