掴むと言うこと

 赤ちゃんは生まれた時から握力がある(強いかどうかはともかく)ようで、これはサルの赤ん坊が母親にしがみついているのを連想してもらうと納得できると思います。握力の強さはともかく、行動自体は人間もさして変わりなく何か手に触れるものがあれば握ろうとします。この行動はしばらくすると無くなるそうですが、Yuも今は握るのが好きです。白湯をあげるためにボトルを口の近くに持って行くと、ボトルを持っている親の手を握ります。正確には一番自分の手の近くあって、握りやすい小指をぎゅっと。ボトルを離されまいとしているのか、一旦握ると、大抵は飲み終えるまで離しません。飲み終えて満足するとボトルの吸い口を口から離すのとほぼ同時に、握っていた小指も離します。赤ちゃんは筋力も備わっておらず、体をどう動かせばいいのかもまだ学習段階なので自由に動くことはできませんが、持っている能力をフルに使って、自分の欲求を満たそうとする様子は感動に値します。

[追記]
 最近は結一郎の拳の中に服やタオルの繊維が握り締められています。いつも一生懸命何かつかもうとしているので、繊維が毛玉になって握られているのでしょう。お風呂に入るときは手をよく洗ってやります。