ゼロから作る仕事、改良する仕事

今は、もう他の会社に移ってしまった人がかつてやっていた仕事をフォローしながら、自分のプロジェクトを考えています。ゼロから作るわけではないので、これまでに積み上げられてきた素材がたくさんあるのはとても助かります。

物を作るときには、のり巻センベイのように設計図なしに作ってしまえる人もいますが、それでは他の人が手を加えようとしても原理がわからないので役に立ちません。今扱っているものは、作った人がよくコメントが付けてくれていて、それを読めばどんな原理で動いているのかがわかるので割に作業がスムーズに進みます。

こうして書くと簡単なようにも見えますが、既にあるものに改良を加えて、新しい機能を作り出すのは結構難しいことでもあります。今までにあるものを模倣すればできるわけでなく、何か工夫しなくては新しい機能は作ることができません。古いものを土台にして、なおかつ発想を転換してこれまで使われてきた方法とは別な使い方をしてみるなど、視点を変える必要があります。頭を柔軟に使わないと目的の物を作り上げることできないのだと思います。