遠足

 土曜日はYuとShunの運動会でした。Yuにとっては小学生最後の運動会。最終学年は、例の組体操があります。TkもTmも今の時代に、これだけリスクが指摘されている組体操をなぜやる必要があるのか、という立場なのですが、小学校の言い分としては地域性を考えると突然組体操をやめるわけにはいかないという謎理論で、今年も組体操をやりました。自分の子供時代にやった組体操をやらなかった場合、父兄からクレームが来るんだそうです。ホンマかいな。そんなに組体操をやりたいのなら、親がやればいいんです。

 そんな話を学校側と意見交換しては見たんですが、結局安全性を確保してやれるようにしますとのお言葉でした。まあ、先生も大変なんでしょうが、やめる勇気も必要だよね。神戸でも市長と教育委員会が対立していましたが、いっそのこと組体操を禁止すりゃいいんです。

 実際に組体操をやったわけですが、最大で3段までの組体操で、どちらかというと、平面状で動きを伴った集団演技のような形だったので、危険度は低くしているのが分かりました。あとは旗をつかった集団演技もあったのですが、なかなか良かった。徐々に形を変えてリスクを下げていけばいいですね。

 

 子供たちは月曜日に運動会の振り替え休日があったので、Tkも有休をとって久々に家族の遠足に行きました。行き先は東大寺法隆寺の2か所。ここからだとそんなに遠くないのですが、だからといってパッと行ける距離でもないわけです。せっかく近畿圏に住んでいるのだからと、朝から行ってみました。

 

Yuはどちらにも遠足で一度行きましたが、再び行ってみると色んな発見があるようでした。Shunは初体験でしたが、今まで見たことがない仏像や建造物に一つ一つ楽しげに見ていました。

 

シカせんべいをもとめて集まってくる奈良の鹿にはビビっていましたし、東大寺の大仏はかなりインパクトがあったようです。

 

法隆寺                

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夢殿

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東大寺大仏殿
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大仏殿から振り返ってみた南大門
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大仏様
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 法隆寺でたまたまあったドイツ人との会話で、法隆寺の成り立ちや時代背景の説明をしたら、詳しいね、と驚かれました。確かに。でも日本人は小学生からこれくらいの知識は学校で習うんだよ、と言うとさらに驚かれました。歴史の授業では縄文時代から教えますからね。そして戦前くらいで大抵授業が尻切れトンボに終わってしまう。だから、戦中戦後に何があったのかは詳しくないんだという話になりました。そう、だから日本人は現代史について知識が乏しいんだよ。

 

 東大寺に関しては、今回改めて知ったのですが、2回焼失しているんですね。鎌倉時代と江戸時代にそれぞれ再建されています。再建するたびにちょっとずつサイズや形が変わっていて、その時代ごとにデザインが違う様子を、大仏殿内の模型で知ることができました。その模型は少年刑務所職業訓練の一環で作成されたんだそうです。しかし、東大寺には観光客の多いこと。