双腕式

これはかっこいい。かっこよすぎ。しびれる。二つの腕がお互いに干渉しないようにするためのプログラムがキーでしょうね。自分で自分の腕を壊してしまったら元も子もないですから、かっこよさ以上に頭脳は精巧にできているはず。人間でも、一時的にでも片腕しか使えなくなってしまったときの不便さといったらないですから、ショベルカーも双腕式になれば、作業のしやすさもぐんとよくなるでしょう。


ガンダム好き”の研究者が開発
日立建機双腕式油圧ショベル

日立建機が開発した“ガンダム建機”には、主腕(第1の腕)と副腕(第2の腕)の動作範囲を制御しながら、干渉を防止する装置が付いている(写真上)/東北の被災地で活躍した“ガンダム建機”。破砕や切断といったメインの作業を行う主腕には、10〜13トン級の油圧ショベルを装着することができる。一方で、副腕には、4トン級のアタッチメントを装着することができる。大きさも役割も異なる2本の腕を同時に動かして作業できる(写真下)
Photo:(c)日立建機
 世の“メカニック愛好家”のお父さんたちばかりでなく、本職のライバル・メーカーの設計担当者たちからも、熱い視線を一身に集める重機(土木・建築工事などに使う大型の動力機械)がある。

 建設機械業界2位の日立建機が開発した新型マシン「双腕式油圧ショベル」がそれで、業界の内外から“ガンダム建機”と呼ばれている。なぜなら、1979年にテレビアニメが放映されて以来、現在でも人気がある「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツ(人間が搭乗するロボットの一種)に近い操作性を持ち、機体の動きも酷似しているからだ。
http://diamond.jp/articles/-/14371