もうすぐ911

 日本で終戦記念日が重要なように、最近のアメリカでは9月11日は重要な日のようです。最近では、アパートのコミュニティのなかでの回覧で、11日の午後1時には黙祷をするような案内が来ましたし、テロを警戒するようにとのメールが領事館から回ってきました。11日の午後1時には、消防車や救急車のサイレンが一斉に鳴り響くんだそうです。その時間は何してるかなぁ?多分合気道の稽古が終わってちょうど帰ろうとする時間かもしれません。どのくらいの音になって、町の人たちがどのくらい黙祷しているのかを見て見ようと思います。

http://www.democratandchronicle.com/article/20110902/NEWS01/109020343/Sounding-sirens-mark-9-11
http://www.lautenberg.senate.gov/stopandremember/

 アメリカ人にとっては、まだ9.11は現実のものだし、毎年同じ時期にテロが起こる可能性が指摘されています。そういう意味ではとても身近にテロの危険を感じる象徴的な日にちです。実際、他のヨーロッパ諸国や、インドなどでテロが頻発していますから、アメリカ国内でいつ何が起こってもおかしくないのでしょう。 飛行機に乗ると、入国管理局では、昔ではなかったようなボディスキャンや、入念なテロリストとの侵入措置がとられていますが、これも911の事件を契機にはじまったのは記憶に新しいことです。まだ対テロ戦争の中にいるアメリカにとっては、9月11日は日本の終戦記念日とは性質の違うものといえます。

 その反面、テロ自体が政府によって演出されたものじゃないかという説もまことしやかにささやかれています。アメリカ人の友達にこの話をしても、ありえないと一蹴されましたが、パールハーバーの時の事を考えればあながちありえない話ではない気もします。検証のしようはないのでしょうが、遠い将来、事実が分る日が来るでしょう。