放射能汚染された水は最終的にどうなるの?

 別に原子力発電所に関して何を知っている訳ではありませんが、素人考えで放射能汚染された水がどうやって処理されるのか疑問です。

 基準の1万倍もの放射能値が検出されて、作業員二人が被爆したという建屋の地下の水ですが、最終的にはどう処理されるんでしょうね。今は地下に設置したポンプでくみ上げ、 復水器という同じ原子炉の一部に入れられるそうですが、水が地下に漏れていたという事は、これからも漏れる可能性があるということでもあります。冷却のための放水をどんどんして、水が原子炉に入ると、その水は放射能物質を含んだ水となってまたどんどんもれていって生きます。それらの水をポンプでそのつど組み上げて復水器にいれていくんでしょうか。その辺に捨てられる水ではありませんし、元々他にいき場所はない訳ですから、放射能汚染された水は全部原発内のどこかに入れる事になるのでしょう。汚染された水があったら、全部復水器に入れればいい、ということなんでしょうか。それとも何か他の方法もあるんでしょうかね。

4号機・制御室の復旧作業続行 汚染水は復水器に回収
2011.3.27 09:11

 東日本大震災による福島第1原発事故で東京電力は27日、中央制御室の照明がついていない4号機の点灯や、1〜4号機の使用済み燃料プールへの真水注水に向け、作業を続けた。
 プールには、これまでは海水を入れていたが、塩分による冷却機能低下や機器への悪影響が懸念されるため、真水に切り替える。
 1〜4号機のタービン建屋の地下で水がたまり、1〜3号機では高い放射線量が検知された状況を改善するため、1号機で地下に設置したポンプで水をくみ上げ、復水器に回収する作業を進めた。2号機の水も復水器にためる方向で準備。3、4号機は回収方法を検討している。
 1〜3号機の原子炉への真水の注入は、現在の消防ポンプから外部電源による電動ポンプに切り替える。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032709140017-n1.htm

 この原子炉はどうせ廃炉になるのだとしても、そこから産み出された放射性物質の混ざった水や、ものなどはどう処理されるのでしょう。海に出てしまった放射性物質はどうせ希釈、拡散するから気にしないような事を原子力安全委員会のマダラメさんたちは言っているそうですが、実際に海に流れ込んでしまった放射性物質の濃度は、希釈されたあとに測定した値よりも断然高い値のはずですから、それに生態系がどれくらい影響を受けるのかきちんと調べなくていいのかと思ってしまいます。

「ただちに健康に影響せず」 海水1250倍放射性ヨウ素検出で原子力安全委
2011.3.26 21:29

 原子力安全委員会は26日、東京都内の記者会見で、福島第1原発の放水口付近の海水から法令限度の約1250倍の放射性ヨウ素が検出されたことについて「健康にただちに影響が出るとは考えていない」との見解を示した。
 海産物についても「放射性物質は、海中で希釈、拡散する」として短期的な悪影響を否定した。また原発から北西約30キロの福島県内で計測された放射性物質についても「身体への影響を生じるレベルではない」と説明。現段階で避難や屋内退避区域の設定を見直す考えはないとした。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032621330080-n1.htm