こう言う発想はなかった

 勉強部か、こう言う発想はありませんでした。これなら学校の先生以外の専任コーチを呼べるし、どこかの区立中学校であるような、特定の生徒の勉強だけを見るのは、他の生徒を平等に扱っていないことになり公立学校としてふさわしくない、というクレームも受けずに済みます *1。勉強したいひとだけ、勉強部に入ってがんばればいい。塾に行きたい人は塾に行けばいい。選択肢も増えていいんじゃないでしょうか。生徒全員が勉強部に入ったら、どうなるんでしょうね??それはそれでいっか。塾産業も、新しい商売方法を考えなくては行けない時期に来ているかもしれませんね。

コーチは予備校講師、部活で勉強…都立高が発足
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110208-OYT1T00003.htm?from=top
 東京都立調布南高校(調布市多摩川、宇田川敏昭校長)が新年度、部活動の一つとして「勉強部」を発足させる。


 授業とは別に大学受験に向けた勉強をするもので、狙いはズバリ、大学進学率アップ。学校の発案によるもので、有名予備校講師を“コーチ”に招くなどして学習意欲が高い生徒集団をつくり、学校全体の学力向上につなげたいと考えている。

 同校の構想では、参加を希望する生徒が放課後や休日、受験科目について教諭から指導を受ける。有名進学予備校の講師を招いての特別講座や夏休み合宿も開く。学年に関係なく入部でき、他部との掛け持ちも認める。

 4月、まず同好会でスタートし、生徒会の承認を経て部に昇格させる予定。今のところ、約80人の生徒が参加する見込みとしている。

(2011年2月8日03時12分 読売新聞)

*1:民間の企業出身者が校長を務めていた東京都杉並区立の和田中学校で行われた、「夜スペシャル(夜スペ)」という有料の授業。学習塾の講師が教壇に立ち、今まで公立学校では対応しにくかった成績上位層の生徒に向けた授業を提供するもの。夜スペについては「学校の特色としては良い」という意見がある一方、実施前日になって東京都教育委員会などから「機会の均等に疑義がある」「特定の進学塾との関係についても同じく疑義がある。」「公務員の兼務・兼職を認めない原則から外れている。」などと指摘し、一時実施は見送られた経緯がある。