今日は何の日?

12月8日(日本時間。アメリカ時間では12月7日)は真珠湾攻撃の日だったようです。

真珠湾攻撃(しんじゅわんこうげき、英語:Attack on Pearl Harbor、日本時間1941年12月8日未明、ハワイ時間12月7日)は、休日である日曜日を狙ってハワイオアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して、日本海軍が行った航空攻撃である。(Wikipedia

 実は真珠湾攻撃は、日米の開戦だっただけでなく、他にも重要な意味があるんですね。この奇襲では、日本軍は航空機をフルに活用しています。航空機で軍艦、艦隊が撃滅できる事を証明した初めての戦いだったともいえます。それまでは軍艦至上主義で、どこの国もどれだけ巨大な軍艦を作って、巨砲を備えて、遠くに砲弾を飛ばせるのかを重視していました。軍艦同士が会戦した場合は、射程距離が長い主砲を持っている戦艦が勝つという論理です。しかし、どんな巨砲を持っている軍艦でも、空から戦闘機で攻撃すれば沈没する事を認識させた戦いがこの真珠湾攻撃でした。

 真珠湾攻撃を事前にアメリカ政府は知っていたようですが、パールハーバーで艦隊が一つ、ほぼ全滅する結果になったアメリカは、この戦いから戦略を変えるほどの教訓を得ました。その後空母を量産し、航空機を大量生産して、制空権を握ったことで戦局を変えて行ったそうです。逆に日本は真珠湾攻撃では斬新な方法で快勝したにも関わらず、それまでの常識である戦艦至上主義から抜け切ることが出来なかったために、戦艦大和を始めとした連合艦隊に頼り続け、制空権、制海権ともに握ることが出来なくなり敗戦を迎えます。

 新しい戦いでは、古い考えを捨て、新しい発想を得たほうが有利に事を運ぶことが出来ますから、発想の転換をするきっかけをどう見つけるかが、その後の運命を分けたとも言えるわけです。

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