惜しい

 朝青龍引退するんですね。もったいないなぁ。

 Wikipedia朝青龍の項目を見ると、1999年にデビューして、幕下を2年で終えて、2001年には幕内に、翌年には大関になっていますね。大関では3場所だけ過ごし、直ぐに横綱になったんですね。デビューが99年、横綱には2003年の初めにはなっていますから、実質4年で横綱に。これはすごい。
 でもこれは幕下の期間がたったの2年、横綱になるまで5年もかかっていないわけですから、伝統的なスモウ業界を渡っていく知恵を得ることなく横綱になったんでしょうね。どういう行動をしてはいけないか、周りとの関わり方とか、スモウ以外のことで影響を受けるような人がいなかったのかもしれません。これは結局のところ、運もあるし、周囲でどういう人が支えてくれたのかも大きいんだろうと思います。
 
 異国の地でのし上がって行くためには、努力も才能もいるでしょうが、どういう人が友人にいるのか、どういう人に支えられるのかも大きいと思います。その国の風習や独特の感覚、その国独自の常識は、ただ単に生活しているだけでは分らないものですし、誰かにサポートしてもらわないとスモウ業界では簡単にバッシングの対象になりえますから、朝青龍としては、色んなジレンマがあったんだろうと推察されます。

 あぁ、もったいない。残念。

2007-08-21
2010-02-04