鬼は外

 今日は節分でした。去年からはじめた節分、Yuがちゃんと参加するのは今年が初めてです。去年、節分用の鬼のお面を作って試しにやってみましたが、ちょっと怖がったものの、状況が飲み込めていなかった様子。今年はどうかと思い、同じお面を使ってみました。今うちにある鬼のお面は、青と赤。青いお面は強烈過ぎて、Yuにはトラウマになっているようで心配だったので赤鬼の出番でした。日本のグランマが鬼の衣装を作ってくれたので、それを着けて、赤い手袋をはめ、赤鬼のお面をかぶりました。Yuには事前に節分について説明。"おにはーそと!"と言って豆を投げることは理解した様子を確認した上で、おもむろに登場。
 お面を被ったTkを見た途端、早速怖がって”こないでください!こないでください!”と必死に逃げていましたが、Tmが豆を投げ始めると恐る恐る自分もやっていました。
 なかなかビデオを撮りながら鬼の役をやるのは難しかったですが、何とかうまくいって外に逃げるところまでできました。家の中から鬼が退散すると、俄然元気を取り戻して、豆を元気よく投げていました。
 途中、お面を脱いで"お父さんだよ〜"と声を掛けても、お面を被りなおすと途端に恐怖が戻ってくるようでした。どうやら、父親だとわかっていても、鬼のお面をかぶると怖いようです。お面だけをはずして渡そうとしても怖がって手にとろうとしませんから、想像力がどれくらい豊かかわかると思います。

 我が家の節分の後、去年もおじゃました日本人ファミリーの家を訪問。そこのお宅の子は5歳くらいの男の子なのでもうちょっとやりがいがあります。去年は腰を抜かすほど驚いてくれたのですが、今年は予想もできているのでそれほど驚かないだろうと思って登場。見事に怖がってくれました。去年見たような、腰を抜かすほどの驚きようではありませんでしたが、パニックになってしまい、怖がらせすぎてむしろ鬼が意気消沈。あまりやり過ぎないようには気をつけていたんですが、どうやらお面がリアルすぎたようです。今年は全身赤だったしなぁ。

 さすがにお面をかぶったまま外をうろうろすると、セキュリティーを呼ばれて撃ち殺されてはかないませんから、それはしませんでした。その辺はこの国の怖いところです。
 
 来年はどの子ももうちょっと果敢に鬼に挑戦してくれることを願って。今年の節分でした。チャンチャン♪