Missing weekend

 月曜日は、ようやく電話が開通。番号は変わりません。インターネットもつながりました。
日本のニュースを2日ぶりに見てみると、なんと選挙で民主党が圧勝していたんですね。ちっとも知りませんでした。それはそうと、日本の選挙管理委員会に投票用紙を請求しのですが、選挙にも参加できませんでした。顛末はこんな感じ。

  • 8月のはじめにExpress mailで投票用紙の請求書と選挙人証を送付。
  • 8月10日には届いているはずが、20日になっても何の反応もなかったので、web上の問い合わせフォームから問い合わせ。
  • すると、投票用紙の請求があった在外選挙人には、EMSですぐに返送しているとの返事がメールできます。ついでに、記述してあったのは、"在外選挙人名簿につきましては国内に住民票を作成されてから4ヶ月後に抹消され、この場合再度登録申請を行う必要があります。"との一文。

 うーん、そう言えばアメリカに引っ越してきた後、在外選挙人名簿に登録して、その後一時帰国した記憶があります。一時帰国していた間、住民票の転入を一時的にして、その後転出してアメリカに戻ってきました。再渡米後に在外選挙人名簿への再登録なんてしていません。ということは、選挙人名簿から抹消されていることになります。確かに選挙は住民票があるところに逐次動くはずですから、システム的には私たちはどこの選挙管理委員会の名簿にも登録されていないことになります。アメリカに住んでいるから、一旦登録すればずっと選挙人名簿に名前が載っているわけではないわけです。
 その後、詳しく知りたくて選挙管理委員会にメールをするも、なしのつぶて。本来ならば日本から投票用紙とともに送り返されて来るはずの在外選挙認証も返って来ていません。抹消されたからもう破棄されたのか、それとも選挙管理委員会のどこかに放置されているのかすら分らないままです。

 こんな感じで結局TkもTm選挙には参加できませんでした。在外選挙の制度をつかって投票するためには、まず日本を離れた後で、現地の領事館を通して在外選挙人名簿に登録する必要があります。この登録、領事館に直接でむくか、一日領事館と言う年に1回領事館員が出張して来てくれるサービスをつかって登録するしか手段はありません。そのためには何度も書類の往復を余儀なくされます。Webサイトには説明はあるものの、システムについての周知もなされておらず、選挙に参加するには文書の往復に時間が掛かり、選挙管理委員会も個々のケースには法律に乗っ取った型どおりの対応しかしません(当たり前ですが)。
 今回の私たちのケースでは、結局投票日当日になっても、何がどうなっているのか正確なところ分らないまま、選挙が終わってしまいました。
 海外で働いていたり、学んでいる日本人は沢山いるのに、こんなシステムじゃあ在外選挙なんて簡単にはできません。新政権には、まずこの訳の分からない選挙制度を、もっと合理的なシステムに変えて欲しいと思った選挙でした。

(追記)
 8月31日の郵便で、選挙人名簿に登録されていません、というお知らせの文書が日本の選挙管理事務局から郵送されてきました。