研究者の業界で働く人たちは毎日新しい発見のために心血を注いで働いているのですが、必ずしも成功するとは限りません。アイディアがよくてもそのアイディアを実証するための実験がうまくいくわけではありませんし、実験データがそろうところまではうまくいっても、論文の書き方次第では投稿した論文がRejectされてしまう可能性もあります。アイディアも実験も論文も素晴らしくできたとしても、時期が遅ければ競争相手に一足越されてしまいます。そうなったら何年もかけて労力を注いできたことが水泡に帰してしまうのです。何でも旬というものはあって、それはサイエンスの世界でも同じ。今やっている仕事が旬を逃さないようにがんばるしかありません。