学会話イロイロ

 国際学会に行くと同窓会のようにいろんな人に会います。日本人はやっぱり日本人同士日本語で話している様子をよく見かけます。こうして見るとこの分野の日本人ってけっこう多いんだなぁと思います。昼間学会で研究発表を聞いて、夜は久し振りに会った人と一緒に食事に行くことが多いんですが、その交流も人によってイロイロのようです。職場環境の情報交換をし合ったり、昔所属していたラボの食事会に顔を出したり。楽しそうな会もあれば、微妙な会もあったり。芋ずる式に知り合い同士が寄り集まって食事に行くと、お互い誰なのかよくわからないまま一緒にご飯を食べて、今日はどういう集まりだったのかわからなくなってしまうこともたまにあります。とはいえいろいろ繋がりが増えて行くことはいいことです。多分。。。

 国際学会でも特にポスター発表とかだと日本人の発表には日本人が集まることがあります。それで日本語で自分の研究を説明していたりすると、Nativeの研究者は敬遠してより日本人だけになる、なんてマヌケなこともしばしば。これじゃあ国際学会に来ている意味ないなぁとも思ったりしますが、聞いている方は日本語の方が気楽に初歩的なことが聞けて楽ができる訳です。一番いいのは、日本人以外の人がたくさん興味を持ってくれるような発表内容なんですけど。。。
 日本人同士が。。。みたいな話になっちゃっていますけど、もちろん人種によらず、面白い研究には他の研究者が興味を持って情報収集に集まるし、英語ペラペラの人のブースが閑散としてることなんて仏にあります。大盛況のポスターブースの隣の発表者は聴衆を全部お隣さんに取られて数時間突っ立っているだけだったりして、見るも無惨な発表になったりもします。ポスター発表ってお祭りの屋台みたいだなぁっていつも思います。