TPPは不平等条約か

米「発表はそのままだ」…TPP発表食い違い
 【ホノルル=中島健太郎】12日の日米首脳会談の内容をめぐり、米ホワイトハウスは会談後、野田首相が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に関し、「すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と述べたと発表した。
 これに対し、日本政府は「発言を行った事実はない」と否定する文書を発表した。米側が文書で発表した会談概要によると、首相発言は、オバマ大統領が「すべてのTPP参加国は、協定の高い水準を満たす準備をする必要がある」と広い分野での貿易自由化を求めたのに対して答えたものだとしている。日本政府は、米側が発表した首相発言は「日本側の基本方針や対外説明に米側が解釈を加えたものだ」として、実際の発言ではないとの主張を米政府に伝えたという。
 日本側の主張に関し、フローマン大統領副補佐官は12日の記者会見で「両首脳はTPPの包括的な議論をした。(米側の)発表はそのままだ」と述べ、訂正しない考えを明らかにした。
(2011年11月14日11時33分 読売新聞)

 TPPのニュースやyoutubeの中野さんの話を見たりしていますが、どうもTPPは不平等条約のように感じます。新聞、テレビのニュースでは正しいことが書かれていないようですし、これから日本がどうなっていくのか先行きが見えないような話です。
 野田さんはTPPの内容を理解しているのかよくわからないような発言もしていましたが、結局交渉には参加することになりましたね。結局、なんで交渉に参加することにしたのか、野田さんの話を聞いてもわかりませんでした。交渉に参加する首相会見の後、反対派がわけのわからない楽観的は意見を言っていましたが、結果おそらく日本もTPP加盟国になるんでしょう。

 数年後にどうなっているでしょうね。米韓間のFTAの影響でかの国の経済がどう変化するのか、これから注目していくべきでしょうが、同じような現象が日本でも起こるんでしょうね。よくなればいいけれど、悪くなった時にはもう手遅れかもしれません。その頃には野田首相ものんびり隠遁生活でしょうから我関せずでしょう。しわ寄せはそのあとの世代にくるんでしょうね。

 左よりの政権があれこれ決断したことで、ひょっとすると、日本は徐々に右寄りになっていくかもしれません。それでいいのかはともかく、そうなっていくような気がします。