点をなぞって

 自分宛に配達された日本語のお手紙をいくつか受け取ったYu,お返事を書かなきゃねと声を掛けると嬉しそうにしています。しかし、ひらがなでお返事を書く勇気はまだないようです。アルファベットは自信を持って書いているのですが、どうもひらがなは触れる機会が少ないせいか、上手に書けません。試しに自分の名前をお手本を見ながら書かせたりしてみますが、曲線や、くるっと丸くかくところなどを書くのが大変そうです。そんなYuの様子を見ていて気づいたのですが、アルファベットは殆ど曲線がありません。あっても単純なものばかりで、直線が掛ければ基本的にアルファベットは書くことができます。それに対してひらがなには曲線がとても多いことが良くわかります。今まで気づかなかった発見でした。
 アルファベットを書き慣れてきたYuにとっては、ひらがなをかくのは敷居が少し高く感じるのかもしれません。彼なりに自信を持って掛ける英語のほうが、書く意欲がわくようで、ひらがなを書こうと誘っても、躊躇しています。とりあえず、その対策として点線で見本を書いておくことにしました。その上をなぞれば書けるように。こうしておくと、上手になぞってくれます。書き順はまだわかりませんが、慣れてきたら直ぐにわかるようになるでしょう。