物が捨てられない人

 これの文は秀逸。どうして奥さんが物を捨てられないのかを客観的に、かつ注意深く観察して答えを導き出している。なんで外ではできて家の中ではできないのか。どういう概念が抜けているのか、なんでそういう思考になっていったのかを奥さんの育った家庭環境から導き出しています。大抵は、こういうのは横着だったり、面倒くさがりだということで片付けられて、配偶者に嫌な顔をされるか、毎日いやみを言われておしまいになるんですが、この旦那さんの素晴らしいところは、ちゃんとその行動の背後にあるものを理解しようとしていること。

 ふと自分の事を考えれば、結構出しっぱなし、やりっぱなし、開けっ放し、付けっぱなしがいまだに多い。子供ができて、Yuに危害が加わらないようにしないといけないと自覚するようになってからはましになりましたが、それでも気を抜くと鼻をかんだティッシュをいつまでも机の上に放置してしまいかねません。こういうのはやっぱり訓練なんだと思います。

だが、しかし、である。
本当に掃除ができない。正確に言うなら、「物が捨てられない」。
私はその事実に気がつくまで、「物が捨てられない」人は2パターンに分けられると思っていた。「ケチ」と「優柔不断」である。ところが妻はどちらにもあてはまらない第3のパターンだった。
「物を捨てるという概念がそもそもない、あるいは異常に希薄化されている」のである。
http://anond.hatelabo.jp/20110502165746
妻と結婚して3年以上過ぎた。