史学と科学の融合

史学や考古学は一見実用的な役に立たないようなイメージがありますが、結構大切な役割を果たせることが分ります。

東日本大震災:先人は知っていた 「歴史街道」浸水せず
2011年4月19日 15時0分 更新:4月19日 15時8分

津波浸水図※東北大学防災科学研究拠点事務所の資料・国土地理院航空写真を基に作成
 東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受けた仙台平野で、浸水域の先端が、江戸時代の街道と宿場町の手前に沿って止まっていることが、東北大の平川新教授(江戸時代史)の調査で確認された。仙台平野は400〜500年おきに大津波に見舞われており、街道は過去の浸水域を避けて整備された可能性が高いという。平川教授は「先人は災害の歴史に極めて謙虚だった」と話し、今後の復旧計画にも教訓を生かすべきだと提言する。http://mainichi.jp/select/today/news/20110419k0000e040095000c.html