原発事故の背景と、自民党政権

 耐震偽装の事件の時も、キーになる情報を載せていてかなりの影響を及ぼしたBlog,"きっこの日記"。知っている人には有名なブログですが、この記事では福島第一原子力発電所の危険性をかなり前から指摘していた議員と、時の自民党政権とのやりとりがどうだったかが書かれています。かなりの知識とデータを基にして原子力発電所津波を受けた際の危険性を指摘する議員に対して、アンゼンアンゼンとただただ繰り返してやり過ごしていたのは、自民党の安倍元総理だったり、河野洋平だったり、小泉元総理だったりします。
 原子力安全保安院とかいうわけの解らない役人たちがアンゼンアンゼンと呪文のように唱えている言葉に、アンゼンじゃないことは解っているけれど、何となく大丈夫な気にさせられている人たちも、この記事を読んだらかなりヤバイ状態にあることを再認識するでしょう。
 今は菅総理民主党のアホさ加減にげんなりして毎日いらいらしながらニュースを見ていますが、実は原発事故の要因を作っていたのは自民党政権時代だってことも忘れがちです。民主党も大概アホだけれど、その批判をしている自民党も余程責任があるってことがわかります。

世界最悪の原発事故を起こした自民党の総理大臣
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2011/04/post-fe3d.html

とうとうチェルノブイリとおんなじ「最も深刻なレベル7」になっちゃった福島第一原発の大事故だけど、チェルノブイリが事故発生から9日目に収束したのと比べると、すでに事故から1ヶ月も経過してるのに、未だに収束のメドも立ってないどころか、震災からちょうど1ヶ月目の昨日なんて、大きな余震で外部電源が切断して、1号機から3号機までの注水ポンプが停止して、ヘタしたら原子炉が水素爆発を起こすとこだった。今までの爆発は、原子炉から漏れた放射性物質を含んだ水素が建屋の中に溜まり、それが爆発して建屋の屋根や外壁を吹き飛ばしただけだから、原子炉そのものは無事だった。だけど、現在は、原子炉の格納容器の中に水素が溜まってて、原子炉そのものが爆発する危機にある。

だから、アメリカの専門家のアドバイスに従って、冷却のための注水と並行して窒素も注入してるんだけど、2号機と3号機は原子炉自体も破損してて、どんなに窒素を注入しても破損部からダダ漏れしてる状態だ。だから、このまま行けば、チェルノブイリのように、原子炉自体が爆発して、これまでとは比べ物にならないほどの膨大な放射性物質が、一気に拡散する。それも、地球上で最も恐ろしいプルトニウムまでもが拡散するんだから、ニポンが全滅するのは当然として、北半球は全滅するだろう。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2011/04/post-fe3d.html

‥‥そんなワケで、呆れ返って開いた口からエクトプラズムが出てきて幽体離脱しちゃいそうになるけど、「地震津波などの災害で冷却系の電源が切断されて、さらに予備の電源も使えなくなった場合にはどんなことになるのか?」って質問に対しては、ハッキリと答弁書に明記してあるように、安部内閣は「そんなことにはならないように気をつけてるから、どんなことになるかなんて考えてないよ」って言ってるのだ