冷却後、原子炉はどういう状態なのか?今後どうなる?

 原子炉の冷却が上手くいったというニュースを見ました。ハイパーレスキューが海水を汲み上げて、それを連続放水したんだとか。まさに決死隊として放射能値が高い場所で危険な作業をしてくれた彼らに敬意を表します。原子力発電所で今もまだ作業をしている東電の社員、関連会社の方々、自衛隊員に消防隊員にも頭が下がります。この事故がおきた背景にある、東電の体質や過去の対応はみられたものではありませんが、今まさに起きている危機に誰かが危険を承知で体を張って取り組んでくれていることには心から感謝です。

 ニュースを読む限り、放水して水で原子炉が冷却されて、周囲の放射能値がぐんと下がったのは良くわかりました。しかし、今原子炉はどういう状況なのかが良くわかりません。おそらく圧力容器の中はまだ高温でしょうし、中で原子崩壊が起きていて、原子炉としては活動状態にあるのでしょう。報道からは今どういう状況であると考えられて、今後どうなっていくのか。今後起きうる事故や現象としてどういう可能性があるのか。最悪の状況と最善の状況はなにとなになのか、さっぱり見えてきません。

 冷却できたからあーよかったー、安全だー、でそれ以上の情報が入ってこないのだとしたら、それは違うんじゃないかと思います。