今、心配なこと

 地震の後二日たち、今心配しているのは、福島第一原発の第一、第三原子炉の冷却水不足による爆発の影響です。この原発爆発ついて、政府は繰り返し健康に影響がないと言っているようですね。どれくらい情報が正確に伝えられているのか、懐疑的にみています。これがどれくらい深刻な影響を及ぼすのか、隠さずに公表してほしいと思ってみています。

  • 放射線漏れの正確な情報を公表しているのか?

 福島原発から120キロ離れた地点で放射線量の異常値が検出されたと昨夜知りました。これは福島原発の第3原子炉の爆発によってもれた放射線が風に乗って120キロ離れた地点に到達したんじゃないかと、ニュースキャスターが(確かフジテレビ)がいっていましたが、これはかなり重大なことのような気がします。政府はその時点で、原発から半径10キロ圏内の人(今は20キロ)を避難させていましたが、実際はもっと広範囲に放射線がもれている可能性も、なくは無いような気がします。原発の影響、政府や東電が最悪の事態を想定して、動いているのか心配です。

  • 地震はいつまで続くか?どこで次に地震がありうるのか?

 M9.0の地震以降、新潟、長野でも別口の地震があったようですし、先程茨城県沖でM6.2の地震があったとニュースがありました。東日本海岸での地震は徐々に震源地が南下しているとの記事も読みました。震源地がさらに南下する恐れがあるのか、その場合、ほぼ東京圏全域に影響が出る気もします。そういう可能性は全く無いのかというのも今の疑問です。それに南関東の人たちは備えられるでしょうか。

  • 被災者の扱い、マイノリティーの人たちは?

 阪神大震災のときにたまたま神戸に住んでいた友だちのトムさん、地震の情報が外国人だということでなかなか入ってこなかったし、被災者としての扱いも、日本人と大分違って大変だったんだそうです。これからおそらく長い被災生活で、外国人や、障害をもつ人たちはどれくらいサポートがあるのか、政府や自治体のどこかでそういうことを考える人たちがいるのでしょうか。

 なんだか計画停電が決定されたのに、それが実施されなかったり、だいぶ混乱している様子。計画停電をするならすればいいのに、と思います。非常事態なんだから、東京電力もあやふやなことをしないで、一度決定したことはそのまま実施したほうが、停電になる地域の人たちも覚悟ができるんじゃないかと思います。

  • 無意味な責任転嫁、責任追及

 福島第一原発の原子炉爆発のあと、菅首相が"東電からの連絡が遅かった"と発言していたそうですが、それをコントロールするのも政府の役目なんじゃないのかなぁ。東京電力の記者会見を見ても、取材している記者がわけのわからないいちゃもんのような質問をしていたりして、無意味な責任転嫁や責任追及があるのも悲しい。そんなことをしても、誰も得をしないのに。

  • なにができるか、何が必要か

 こんな離れたところにいても何もできないのは承知の上なんですが、いま被災地や、日本の各地で何が必要で、どうやれば調達できるのか、情報がただただ不足しているのも心配なことです。