口で測る

 Yuは時々料理をしてくれます。子供用のプラスティックの包丁を使って、パプリカを切ったりしてサラダを作ってくれたりします。もちろん、Tmと一緒にです。この子供用の包丁は良くできていて、刃先が大きなのこぎりのようになっていて、やわらかい物ならばたやすく切れますが、指を切ったりすることはほとんどありません。もちろん刃を当てれば痛いので刃物の扱い方を学ぶのにも最適です。もちろん、日本の製品で、送ってもらった物です。

 Tmが料理しているのを見て自分もやりたくて仕方がなく、”Yuちゃんもやりたい!”と言い出したのがきっかけで、やらせるようになったのですが、当初はパプリカを切っても形は当たり前ですがおおざっぱでした。それが最近は一口サイズに上手に切ることができるようになり、サイズも一定になってきています。面白いものです。

 今日、Yuにパプリカを切らせて、その間にTmはとなりで他の料理をしていました。Yuも慣れたもので、さくさく切っていきます。ふと切ったパプリカを見ると、サイズが大きかったので、Tmが”Yuちゃん、これじゃあ大きすぎるよ。Yuちゃんの口に入る?お口に入る大きさに切ってね”と声を掛けたそうです。

 すると、おもむろに口の中にパプリカを半分くらい入れ、"これは入る"、"これも入る"とひとつずつ丁寧に口を使ってサイズを確認してから、サラダボウルに入れていきました。

 驚いたTmが、"Yuちゃんには目があるでしょ?口を使わずに目で測ったほうがいいよ"と言うと、眉間に切ったパプリカを持っていき、"これはOK"、"これもOK"といいながらサラダボウルに入れていきました。

目で測る。。。うーん、合っていなくもないね。。

 丁寧に、丁寧にパプリカのサイズを測ってくれました。その後レタスをちぎってくれたのですが、それもサイズを測って、途中で食べながら料理してくれました。

 サラダは、とてもおいしかったです。ありがとう。