Pants on the Ground

 この間、医学部のトイレの個室で見つけた落書き


「Pants on the Ground」

噴き出してしまいました。


Pants on the Ground
Pants on the ground
Lookin' like a fool wit' yo'ure pants on the ground!

With the gold in yer mouth, Hat turned Sideways
Pants hit the ground
Call Yourself a cool cat, Looking like a fool
Walkin' down town with your pants on the ground
Get em up

(日本語訳)
パンツが地面にずり落ちてるぞ、
パンツが地面にずり落ちてるぞ、
パンツがずり落ちて、バカにしか見えん!

口には金歯をいれて、帽子を斜めにかぶって、パンツは地面に落ち、
カッコいいと自分じゃ思ってるんだろうが、バカにしか見えん!
そんな格好で町を歩きやがって、
(パンツを)たくし上げろ


歌っているのはプラットという黒人の男性で、この人自体も驚くべき経歴の持ち主なんだそうです。
「パンツがずり落ちてバカにしか見えん!」63歳のラップ曲に大反響。 | Narinari.com

そしてプラットさん、実はスゴイ経歴の持ち主ということも判明。63歳の彼は「将軍」と呼ばれ、アトランタでは有名な人種差別問題に取り組む活動家としても知られているそうです。

また、公民権運動の中心人物であったマーティン・ルーサー・キング牧師の生徒として、60年代のデモに積極的に参加。無抵抗の黒人デモ隊を、白人知事の命令で警察隊が力を使って鎮圧した「血の日曜日事件」の現場にも居たそうです。

 こういう名のある人が、テレビ番組に出て、がんばってラップを踊ってしまうところが、アメリカの面白いところです。他の国では、大御所レベルになった人はふんぞり返ってご意見番をしているでしょうから。